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『微笑』
ふりがな文庫
『
微笑
(
ほほえみ
)
』
それは可愛らしい、お河童さんの人形であった。丸裸体のまま……どこをみつめているかわからないまま……ニッコリと笑っていた。 ……時間と空間とを無視した……すべての空虚を代表した微笑であった。 ……真実無上の美くしさ……私は、その美くしさが羨ま …
著者
夢野久作
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「猟奇」1929(昭和4)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
処
(
とこ
)
咀
(
のろ
)
拳固
(
げんこ
)
河童
(
かっぱ
)
破片
(
かけら
)
硝子
(
ガラス
)
空虚
(
うつろ
)
肋骨
(
ろっこつ
)
苛立
(
いらだ
)
踵
(
かかと
)
鋸屑
(
おがくず
)
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