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價値
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かち
ふりがな文庫
“
價値
(
かち
)” の例文
新字:
価値
これらの
品
(
しな
)
は
日本人
(
につぽんじん
)
が
美術
(
びじゆつ
)
の
價値
(
かち
)
を
知
(
し
)
らない
時代
(
じだい
)
に
海外
(
かいがい
)
へ
賣
(
う
)
つてしまつたものであつて、
今
(
いま
)
では
日本
(
につぽん
)
に
買
(
か
)
ひ
戻
(
もど
)
すことも
出來
(
でき
)
ないのです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
もし、自分一個の便宜でそれを破つたなら、その
價値
(
かち
)
は何處にあるだらう? それは價値あるものだ——だから私はいつも信じて來た。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
その
意味
(
いみ
)
で、
狹
(
せま
)
い
路次
(
ろじ
)
の
奧
(
おく
)
にあつた、
木造
(
もくざう
)
の、あのささやかな
洋館
(
やうくわん
)
は
日本麻雀道
(
にほんマアジヤンだう
)
のためには
記念保存物
(
きねんほぞんぶつ
)
たる
價値
(
かち
)
を
持
(
も
)
つてゐるかも
知
(
し
)
れない。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
所詮
(
つまり
)
周三がお房を
懌
(
よろこ
)
ぶ意味が違つて、一
個
(
こ
)
の
物
(
ぶつ
)
體が一
人
(
にん
)
の婦となり、
單純
(
たんじゆん
)
は、併し
價値
(
かち
)
ある製作の資
料
(
れう
)
が、意味の深い心の
糧
(
かて
)
となつて了つた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
しかも
其燒失區域
(
そのしようしつくいき
)
は
町
(
まち
)
の
最
(
もつと
)
も
重要
(
じゆうよう
)
な
部分
(
ぶぶん
)
を
占
(
し
)
めてゐたので、
損失
(
そんしつ
)
の
實際
(
じつさい
)
の
價値
(
かち
)
は
更
(
さら
)
に
重大
(
じゆうだい
)
なものであつたのである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
是即ち評價の
源
(
みなもと
)
なり、是が善惡二の愛をあつめ且つ
簸
(
ひ
)
るの如何によりて汝等の
價値
(
かち
)
定まるにいたる 六四—六六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
彼等
(
かれら
)
は
天
(
てん
)
ぷらを
愛
(
あい
)
するやうに「しるこ」をも
必
(
かなら
)
ず——
愛
(
あい
)
するかどうかは
多少
(
たしよう
)
の
疑問
(
ぎもん
)
はあるにもせよ、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
一
應
(
おう
)
はすすめて
見
(
み
)
る
價値
(
かち
)
のあることだけは
確
(
たし
)
かであらう。
しるこ
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そのためにたいへん
名人
(
めいじん
)
のように
感
(
かん
)
じられてゐますが、これもまた、
評判
(
ひようばん
)
と
實際
(
じつさい
)
との
價値
(
かち
)
の
違
(
ちが
)
ふ
生
(
い
)
きた
手本
(
てほん
)
で、この
人
(
ひと
)
の
歌
(
うた
)
にはほとんど
文學
(
ぶんがく
)
としてねうちのあるものは
見
(
み
)
えません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「
原則通
(
げんそくどほ
)
り二
割
(
わり
)
五
分
(
ぶ
)
増
(
ま
)
さないでも
仕方
(
しかた
)
があるまい。
休
(
や
)
められた
人
(
ひと
)
も、
元給
(
げんきふ
)
の
儘
(
まゝ
)
でゐる
人
(
ひと
)
も
澤山
(
たくさん
)
あるんだから」と
云
(
い
)
つた
宗助
(
そうすけ
)
は、
此
(
この
)
五
圓
(
ゑん
)
に
自己
(
じこ
)
以上
(
いじやう
)
の
價値
(
かち
)
をもたらし
歸
(
かへ
)
つた
如
(
ごと
)
く
滿足
(
まんぞく
)
の
色
(
いろ
)
を
見
(
み
)
せた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
藝術
(
げいじゆつ
)
の
價値
(
かち
)
だの、
理想
(
りさう
)
の
永遠
(
えいえん
)
だのといふことを、
毎
(
いつ
)
も
口癖
(
くちぐせ
)
のやうにしてゐる友としては、今日の云ふことは
何
(
なん
)
だか
少
(
すこ
)
し
可笑
(
おか
)
しい……と私は思ツた。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
こゝらにも各人が作の
價値
(
かち
)
を
批判
(
ひはん
)
する心持の
相違
(
さうゐ
)
があると見えますが、「和解」に
描
(
ゑが
)
かれてゐる作のテエマ、即ち父と子の
痛
(
いた
)
ましい心の
爭鬪
(
さうとう
)
に對して
働
(
はたら
)
いてゐる作者の
實感
(
じつかん
)
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
陳列品
(
ちんれつひん
)
の
價値
(
かち
)
ある
點
(
てん
)
から
見
(
み
)
ても、
大英博物館
(
だいえいはくぶつかん
)
にけっして
負
(
ま
)
けないのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
然
(
しか
)
しそれは
自分
(
じぶん
)
が
昔
(
むか
)
し
父
(
ちゝ
)
から
聞
(
き
)
いた
覺
(
おぼえ
)
のある、
朧氣
(
おぼろげ
)
な
記憶
(
きおく
)
を
好加減
(
いゝかげん
)
に
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
すに
過
(
す
)
ぎなかつた。
實際
(
じつさい
)
の
畫
(
ゑ
)
の
價値
(
かち
)
や、
又
(
また
)
抱一
(
はういつ
)
に
就
(
つい
)
ての
詳
(
くは
)
しい
歴史
(
れきし
)
などに
至
(
いた
)
ると
宗助
(
そうすけ
)
にも
其實
(
そのじつ
)
甚
(
はなは
)
だ
覺束
(
おぼつか
)
なかつたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そりや
無論
(
むろん
)
道具よ。女に道具以上の
價値
(
かち
)
があツて
耐
(
たま
)
るものか。だがさ、早い話が、お前は大事な着物を
虫干
(
むしぼし
)
にして
樟腦
(
しやうなう
)
まで入れて
藏
(
しま
)
ツて置くだらう。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
今
(
いま
)
では
銅貨
(
どうか
)
は
補助貨幣
(
ほじよかへい
)
でありまして、
本當
(
ほんとう
)
の
價値
(
かち
)
だけ
重分量
(
じゆうぶんりよう
)
をもつてをりませんけれども、
昔
(
むかし
)
は
支那
(
しな
)
などでは、
銅貨
(
どうか
)
が
主
(
おも
)
な
貨幣
(
かへい
)
でありましたから、
地金
(
じがね
)
と
同
(
おな
)
じだけの
價値
(
かち
)
があつたのです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
價
部首:⼈
15画
値
常用漢字
小6
部首:⼈
10画
“價”で始まる語句
價
價格
價格札