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以外
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いがい
ふりがな文庫
“
以外
(
いがい
)” の例文
男
(
おとこ
)
が、
石段
(
いしだん
)
が
減
(
へ
)
る
心配
(
しんぱい
)
以外
(
いがい
)
には、なにも
自分
(
じぶん
)
たちをしかる
理由
(
りゆう
)
がなく、また、
自分
(
じぶん
)
たちはしかられるはずがないと
思
(
おも
)
ったからです。
石段に鉄管
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
現在
(
げんざい
)
欧米
(
おうべい
)
の
出版界
(
しゅっぱんかい
)
には、
斯
(
こ
)
う
言
(
い
)
った
作品
(
さくひん
)
が
無数
(
むすう
)
に
現
(
あら
)
われて
居
(
お
)
りますが、
本邦
(
ほんぽう
)
では、
翻訳書
(
ほんやくしょ
)
以外
(
いがい
)
にはあまり
類例
(
るいれい
)
がありません。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
しかもロンドン
以外
(
いがい
)
の
町
(
まち
)
にもわが
東京
(
とうきよう
)
の
帝室博物館
(
ていしつはくぶつかん
)
ぐらゐのものが
無數
(
むすう
)
にあるのは、なんと
羨
(
うらや
)
ましいことではありませんか。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
いくらまづくともつまらなくとも、『
年
(
とし
)
のうちに』の
方
(
ほう
)
には、
多少
(
たしよう
)
意味
(
いみ
)
以外
(
いがい
)
に
安
(
やす
)
らかな、そして
子
(
こ
)
どもらしい
氣持
(
きも
)
ちになつて
起
(
おこ
)
した
氣分
(
きぶん
)
が
出
(
で
)
てゐます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
五六年前には、
式日
(
しきじつ
)
以外
(
いがい
)
女生の
袴
(
はかま
)
など滅多に見たこともなかったが、此頃では日々の登校にも
海老茶
(
えびちゃ
)
が大分
殖
(
ふ
)
えた。小学校に女教員が来て以来の現象である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
秀吉
(
ひでよし
)
、
家康
(
いえやす
)
をはじめ、
加賀
(
かが
)
の
前田
(
まえだ
)
、
毛利
(
もうり
)
、
伊達
(
だて
)
、
上杉
(
うえすぎ
)
、
北条
(
ほうじょう
)
、
長曾我部
(
ちょうそかべ
)
、みなそれぞれ
名器
(
めいき
)
の
武将
(
ぶしょう
)
であるけれど、かれらはじぶんの
功
(
こう
)
をいそぐ
以外
(
いがい
)
に、
上
(
かみ
)
も
下
(
しも
)
も
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
母親
(
ははおや
)
以外
(
いがい
)
の
親
(
した
)
しいものを
呼
(
よ
)
ぶにも、「ちゃあちゃん」としかまだ
言
(
い
)
い
得
(
え
)
なかった。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
まっ黒けになって
働
(
はたら
)
いていた新吉も、今は、
象
(
ぞう
)
使いの名人、曲馬団のトッテンカンとなって、この大きな曲馬団の人気を一人で
背負
(
せお
)
って立つほどの人気ものとなり、見物人の前で芸をする
以外
(
いがい
)
には
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
自分
(
じぶん
)
の
村
(
むら
)
の
名
(
な
)
も、
隣村
(
となりむら
)
の
名
(
な
)
も、
並
(
なら
)
んであのときのままになっていたけれど、しかし、それ
以外
(
いがい
)
になにも
新
(
あたら
)
しく
書
(
か
)
かれてはいませんでした。
隣村の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
かように
目録
(
もくろく
)
やそれ
以外
(
いがい
)
の
書物
(
しよもつ
)
が
出版
(
しゆつぱん
)
せられて、
研究
(
けんきゆう
)
の
結果
(
けつか
)
が
發表
(
はつぴよう
)
されるようにならなければ、
眞
(
しん
)
の
博物館
(
はくぶつかん
)
の
役目
(
やくめ
)
は
達
(
たつ
)
せられないのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
で、こちらの
世界
(
せかい
)
で、
何
(
なに
)
よりも
大切
(
たいせつ
)
な
修行
(
しゅぎょう
)
というのは
精神
(
せいしん
)
の
統一
(
とういつ
)
で、
精神統一
(
せいしんとういつ
)
以外
(
いがい
)
には
殆
(
ほと
)
んど
何物
(
なにもの
)
もないといえる。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
その
習慣
(
しゆうかん
)
が、
久
(
ひさ
)
しく
續
(
つゞ
)
いて
來
(
き
)
て、ごく
近代
(
きんだい
)
に
及
(
およ
)
んでゐます。だから
偶然
(
ぐうぜん
)
起
(
おこ
)
つて
來
(
き
)
た、
一
(
ひと
)
つゞきの
歌
(
うた
)
の
文句
(
もんく
)
にも、たゞ
歌
(
うた
)
の
表面
(
ひようめん
)
の
意味
(
いみ
)
以外
(
いがい
)
に、
何
(
なに
)
か
變
(
かは
)
つた
内容
(
ないよう
)
がありそうな
感
(
かん
)
じを
持
(
も
)
つたのであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
しかしドイツではベルリン
以外
(
いがい
)
の
都會
(
とかい
)
に、かへってベルリンよりも
大
(
おほ
)
きくて、しかも
立派
(
りつぱ
)
な
博物館
(
はくぶつかん
)
が
少
(
すくな
)
からずあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
空
(
そら
)
の
星
(
ほし
)
と、
木立
(
こだち
)
とここに
集
(
あつ
)
まったもの
以外
(
いがい
)
に、この
舞踏会
(
ぶとうかい
)
を
知
(
し
)
っているものがありません。それは、
海
(
うみ
)
の
波
(
なみ
)
もこおりそうな、
寒
(
さむ
)
い、
寒
(
さむ
)
い、
夜
(
よる
)
のできごとでありました。
雪の上の舞踏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これを
見
(
み
)
ても、一
致
(
ち
)
協力
(
きょうりょく
)
する
以外
(
いがい
)
に、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
を
明
(
あか
)
るくする
道
(
みち
)
はないのだよ。
世の中のために
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“以外”の意味
《名詞》
以 外(いがい)
(形式名詞、「(体言、用言、その他各種語句)以外(に)/以外の」の形で)その他。
(形式名詞、「(体言)以外(に)/以外の」の形で)ある範囲の外。
(出典:Wiktionary)
以
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“以”で始まる語句
以
以前
以上
以来
以來
以後
以下
以太利
以為
以爲