“贏:か” の例文
“贏:か”を含む作品の著者(上位) | 作品数 |
---|---|
森鴎外 | 5 |
岡本かの子 | 5 |
中里介山 | 5 |
牧野富太郎 | 4 |
喜田貞吉 | 3 |
“贏:か”を含む作品のジャンル | 比率 |
---|---|
自然科学 > 植物学 > 植物学 | 16.7% |
社会科学 > 社会 > 社会学 | 9.1% |
文学 > フランス文学 > 小説 物語 | 5.8% |
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
表であって、読みつくし、味わいつくしたと信じて投げ出して置いた書物から、新たに多大なる半面の内容を贏ち得たということは
この話をしてから、花房は病人をちょいちょい見るようになったのであった。そして翁の満足を贏ち得ることも折々あった。
その勇気と忠実と親切とは、当然教区民の絶大の敬慕を贏ち得たが、健康が許さないので、一八六八年他の教区に転任した。
それ以来今日まで引続いて広く読まれていると共に、また文学史上においても確乎たる古典的地位を贏ち得ているのである。
お馨さんは、ブルックリン病院の生徒となって以来、忠実に職分を尽して、校長はじめ先輩、同僚、患者、すべての人の信愛を贏ち得た。
何だか自分には不世出の天才を俟たなくてもノーベル賞を贏ち得られるということを示されたような気がするのである。
私のこの健康を贏ち得ましたのは、前にもいったように全く植物の御蔭で、採集に行くために運動が足ったせいです。
ついで三十一年にはそれが東大工科大学紀要となり、同君はこれに依って工学博士の学位を贏ち得られたのである。
国太郎はまたどうかしてこの教育ある令嬢出のおかみさんの尊敬を贏ち得るような夫になろうと苦心した。
その人のためには己の死が偶然の出来事では無くて、一の願はしい、殊更に贏ち得た恩恵である。
愛は徹頭徹尾自己の生に執着する心ですが、利己主義の愛から始まって宇宙を包容する愛にまで拡大されねば愛自身の満足を贏ち得ないものだと考えています。
一見この何の罪もなさそうな仕草によって、彼は旅館の給仕から多大の尊敬を贏ち得たものだ。
女はその瞳の一つだも贏ち得たなら自分はどんなに幸福だろうと考えないわけにはゆかない。
荘田は、何うかして、瑠璃子の微笑と歓心とを贏ちえようと、懸命になつて話しかけた。
ここにおいてかぐや姫は、現実の人間界において現実の人を動かしながらしかも現実の人の手には贏ち得られないものとして、すなわち理想として立てられたことになる。
さうだ、それにちがひない、それは昨夜のくるしみによつて贏ち得た朝であるから……でなければ、それは單に雪のあしたの眺に過ぎないであらう……私は奇蹟を見たのだ。
球ありて此卓上を走り、その留まる處の色は、賭者をして倍價の銀を贏ち得しむ。
それは一つの隷属を贏[#「贏」は底本では「※」]ち得んとする企図であった。
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