トップ
>
語
>
がたり
ふりがな文庫
“
語
(
がたり
)” の例文
新内
語
(
がたり
)
の〆蔵との馴れそめを打明け、あの人はお酒がよくないし、
手慰
(
てなぐさ
)
みもすきだし、万一の事でもあると困るから、
体好
(
ていよ
)
く切れたい。
あぢさゐ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
私
(
わたし
)
は
狩獵
(
しゆれふ
)
を
知
(
し
)
らない。が、
獲
(
え
)
ものでない、
山
(
やま
)
の
幸
(
さち
)
は、
其
(
そ
)
の
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
、その、もの
語
(
がたり
)
を
聞
(
き
)
くのにある、と、
思
(
おも
)
ひつゝ。……
鳥影
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「それにつきては
一条
(
ひとくだり
)
のもの
語
(
がたり
)
あり、われもこよひは何ゆゑか
寝
(
いね
)
られねば、起きて語り聞かせむ。」と
諾
(
うべな
)
ひぬ。
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
襖
(
ふすま
)
に
寄
(
よ
)
りて
靜
(
しづ
)
かに
聞
(
き
)
けば、
斷續
(
だんぞく
)
して
聞
(
きこ
)
ゆるもの
語
(
がたり
)
の
意味
(
いみ
)
明亮
(
めいりやう
)
にあらねども、
大方
(
おほかた
)
は
知
(
し
)
れ
渡
(
わた
)
りぬ、
聞
(
き
)
く
人
(
ひと
)
ありとは
知
(
し
)
らぬものゝ
詞
(
ことば
)
あまりは
高
(
たか
)
からず、
松野
(
まつの
)
に
向
(
むか
)
ひて
坐
(
ざ
)
したるは
竹村子爵
(
たけむらしゝやく
)
が
家從
(
かじゆう
)
の
何
(
なに
)
がし
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
強ひるやうに哀れげな昔
語
(
がたり
)
は
わがひとに与ふる哀歌
(新字旧仮名)
/
伊東静雄
(著)
▼ もっと見る
……霞の滝、かくれ沼、
浮城
(
うきしろ
)
、もの
語
(
がたり
)
を聞くのと違って、現在、誰の目にも
視
(
なが
)
めらるる。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
假初
(
かりそめ
)
ならぬ三
世
(
ぜ
)
の
縁
(
えん
)
おなじ
乳房
(
ちぶさ
)
の
寄
(
よ
)
りし
身
(
み
)
なり
山川
(
さんせん
)
遠
(
とほ
)
く
隔
(
へだ
)
たりし
故郷
(
こきやう
)
に
在
(
あ
)
りし
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
さへ
東
(
ひがし
)
の
方
(
かた
)
に
足
(
あし
)
な
向
(
む
)
けそ
受
(
う
)
けし
御恩
(
ごおん
)
は
斯々此々
(
かく/\しか/″\
)
母
(
はゝ
)
の
世
(
よ
)
にては
送
(
おく
)
りもあえぬに
和女
(
そなた
)
わすれてなるまいぞと
寐
(
ね
)
もの
語
(
がたり
)
に
云
(
い
)
ひ
聞
(
き
)
かされ
幼
(
をさ
)
な
心
(
ごゝろ
)
の
最初
(
そも/\
)
より
胸
(
むね
)
に
刻
(
きざ
)
みしお
主
(
しゆう
)
の
事
(
こと
)
ましてや
續
(
つゞ
)
く
不仕合
(
ふしあはせ
)
に
寄
(
よ
)
る
方
(
かた
)
もなき
浮草
(
うきくさ
)
の
我
(
わ
)
れ
孤子
(
みなしご
)
の
流浪
(
るらう
)
の
身
(
み
)
の
力
(
ちから
)
と
頼
(
たの
)
むは
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
玉子
形
(
なり
)
の色の白い……このもの
語
(
がたり
)
の土地では
鶴子饅頭
(
つるのこまんじゅう
)
と云うそうである、ほっとり、くるりと、そのやや細い方を
頭
(
かしら
)
に、
緋
(
ひ
)
のもみじを
一葉
(
ひとは
)
挿して、それが紅い
鳥冠
(
とさか
)
と見えるであろうか?
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鳴子
(
なるこ
)
も
引板
(
ひた
)
も、半ば——これがための
備
(
そなえ
)
だと思う。むかしのもの
語
(
がたり
)
にも、
年月
(
としつき
)
の
経
(
ふ
)
る間には、おなじ
背戸
(
せど
)
に、孫も
彦
(
ひこ
)
も
群
(
むらが
)
るはずだし、第一
椋鳥
(
むくどり
)
と
塒
(
ねぐら
)
を賭けて戦う時の、雀の軍勢を思いたい。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
このもの
語
(
がたり
)
の起った土地は、清きと、美しきと、二筋の大川、市の両端を流れ、
真中央
(
まんなか
)
に城の天守なお高く
聳
(
そび
)
え、森黒く、
濠
(
ほり
)
蒼
(
あお
)
く、国境の山岳は
重畳
(
ちょうじょう
)
として、湖を包み、海に沿い、橋と、坂と
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
此
(
こ
)
のもの
語
(
がたり
)
の起つた土地は、清きと、美しきと、
二筋
(
ふたすじ
)
の
大川
(
おおかわ
)
、
市
(
し
)
の両端を流れ、
真中央
(
まんなか
)
に城の
天守
(
てんしゅ
)
尚
(
な
)
ほ高く
聳
(
そび
)
え、森黒く、
濠
(
ほり
)
蒼
(
あお
)
く、国境の山岳は
重畳
(
ちょうじょう
)
として、湖を包み、海に沿ひ、橋と、坂と
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
植込を向うへ
引込
(
ひきこ
)
んだ離座敷に、
一寸
(
ちょっと
)
看板を出しました——百もの
語
(
がたり
)
にはつきものですが、あとで、一人ずつ順に
其処
(
そこ
)
へ行って、記念の署名をと云った都合なんで、
勿論
(
もちろん
)
、夜が更けましてから……
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“語”の解説
語(ご)、単語(たんご)とは、一つ以上の形態素から構成される、言語の構成単位の一つである。語が集まることで句、節、文が作られる。語の先頭を語頭(ごとう)、末尾を語末(ごまつ)、その中間を語中(ごちゅう)という。
(出典:Wikipedia)
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“語”を含む語句
私語
物語
言語
囈語
耳語
語調
語彙
譫語
独語
標語
当麻語部
昔語
細語
一語
語部
獨語
語合
歓語
世語
密語
...