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致
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ち
ふりがな文庫
“
致
(
ち
)” の例文
若し
直
(
ちよく
)
にして
致
(
ち
)
なく、
板
(
はん
)
にして
霊
(
れい
)
ならずんば、又是病なり。故に質を存せんと欲する者は先づ
須
(
すべか
)
らく理径明透して識量宏遠なるべし。
文芸鑑賞講座
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
又
(
また
)
一
方
(
ぱう
)
から
考
(
かんが
)
へると
國民
(
こくみん
)
の一
致
(
ち
)
協力
(
けふりよく
)
が
經濟上
(
けいざいじやう
)
に
如何
(
いか
)
なる
結果
(
けつくわ
)
を
齎
(
もたら
)
すものであるかと
云
(
い
)
ふ一つの
經驗
(
けいけん
)
と
確信
(
かくしん
)
が
得
(
え
)
られたのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
が、そなたも
知
(
し
)
る
通
(
とお
)
り
現幽
(
げんゆう
)
は一
致
(
ち
)
、
幽界
(
ゆうかい
)
の
事
(
こと
)
は
直
(
ただ
)
ちに
現界
(
げんかい
)
に
映
(
うつ
)
るから、
実際
(
じっさい
)
はどちらとも
区別
(
くべつ
)
がつけられないことになる……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
と、手をたたいて、京美人の
侍女
(
こしもと
)
たちを呼びあつめた。ここばかりは、百難
克服
(
こくふく
)
、
挙藩
(
きょはん
)
一
致
(
ち
)
の窮乏岡崎の城下ながら、岡崎の外のようだった。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自然に化して俗を離るるの
捷径
(
しょうけい
)
ありや、
答
(
こたえて
)
曰
(
いわく
)
、詩を語るべし、子もとより詩を
能
(
よく
)
す、他に求むべからず、
波疑敢問
(
はうたがってあえてとう
)
、それ詩と俳諧といささかその
致
(
ち
)
を異にす
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
「だから貴様はすでに死んだ。おれに斬り殺されたのだ。そこに立っておるのは貴様の亡者だよ。あはははは、戦わずして勝敗を知る。
剣禅
(
けんぜん
)
一
致
(
ち
)
の
妙諦
(
みょうてい
)
だな」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そして、
集会
(
しゅうかい
)
の
時刻
(
じこく
)
も
太陽
(
たいよう
)
のまわりぐあいできめましたために、みんなは、また
昔
(
むかし
)
のように一
致
(
ち
)
して、いつとなく、
村
(
むら
)
は
平和
(
へいわ
)
に
治
(
おさ
)
まったということであります。
時計のない村
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たとい
我々
(
われわれ
)
の
意見
(
いけん
)
が
何
(
ど
)
の
位
(
くらい
)
違
(
ちが
)
っても、ここに
我々
(
われわれ
)
の一
致
(
ち
)
する
所
(
ところ
)
があるのです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それ/″\の
作家
(
さくか
)
に就て
度毎
(
たびごと
)
に議論をし合ひますが、三人の意見が、例へば前に擧げた四つの作では
完全
(
くわんぜん
)
に一
致
(
ち
)
して居ながら「和解」に於ては全く
違
(
ちが
)
つてゐて、今でもまだ
議論
(
ぎろん
)
をし合ひます。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
心
(
こころ
)
と
姿
(
すがた
)
とがいつもぴったり一
致
(
ち
)
するのが、こちらの
世界
(
せかい
)
の
掟
(
おきて
)
で、
人間界
(
にんげんかい
)
のように
心
(
こころ
)
と
姿
(
すがた
)
とを
別々
(
べつべつ
)
に
使
(
つか
)
い
分
(
わ
)
けることばかりはとてもできないのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
この名が一
党
(
とう
)
の者の口にでるときは、だれの
胸
(
むね
)
にもすえの弟を思うような
愛念
(
あいねん
)
が一
致
(
ち
)
するのもふしぎであった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
又
(
また
)
日本
(
にほん
)
は
日清
(
につしん
)
日露
(
にちろ
)
の
兩役
(
りやうえき
)
の
時
(
とき
)
の
如
(
ごと
)
く
戰爭
(
せんさう
)
に
於
(
おい
)
ては
擧國
(
きよこく
)
一
致
(
ち
)
の
好成績
(
かうせいせき
)
を
擧
(
あ
)
げて
居
(
を
)
るが、
經濟問題
(
けいざいもんだい
)
の
爲
(
ため
)
に
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
く
擧國
(
きよこく
)
一
致
(
ち
)
の
好成績
(
こうせいせき
)
を
擧
(
あ
)
げたことは
未
(
いま
)
だ
曾
(
かつ
)
てないのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
少年
(
しょうねん
)
は
K
(
ケー
)
くんの
考
(
かんが
)
えが、まったく
自分
(
じぶん
)
の
考
(
かんが
)
えと一
致
(
ち
)
しているのを
知
(
し
)
って、うれしかったのです。
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自然に化して俗を離るるの
捷径
(
しょうけい
)
ありや、こたえて曰く、詩を語るべし、子もとより詩を
能
(
よ
)
くす、他に求むべからず、
波
(
は
)
疑って
敢
(
あ
)
えて問う、それ詩と俳諧といささかその
致
(
ち
)
を異にす
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
縱令
(
たとひ
)
我々
(
われ/\
)
の
意見
(
いけん
)
が
何
(
ど
)
の
位
(
くらゐ
)
違
(
ちが
)
つても、
此
(
こゝ
)
に
我々
(
われ/\
)
の一
致
(
ち
)
する
所
(
ところ
)
があるのです。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
過去
(
くわこ
)
六
箇月
(
かげつ
)
間
(
かん
)
に
國民
(
こくみん
)
が一
致
(
ち
)
協力
(
けふりよく
)
して
國民經濟
(
こくみんけいざい
)
の
立直
(
たてなほし
)
に
努力
(
どりよく
)
して、
從來
(
じうらい
)
見
(
み
)
ることの
出來
(
でき
)
なかつた
成績
(
せいせき
)
を
擧
(
あ
)
げたことから
推論
(
すゐろん
)
すれば、
必
(
かなら
)
ずや
日本國
(
にほんこく
)
の
經濟
(
けいざい
)
の
基礎
(
きそ
)
を
打立
(
うちた
)
てゝ、
國民
(
こくみん
)
の
繁榮
(
はんえい
)
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
これを
見
(
み
)
ても、一
致
(
ち
)
協力
(
きょうりょく
)
する
以外
(
いがい
)
に、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
を
明
(
あか
)
るくする
道
(
みち
)
はないのだよ。
世の中のために
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
という
答
(
こた
)
えに一
致
(
ち
)
していた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、ついにみんなの
意見
(
いけん
)
が、一
致
(
ち
)
しました。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
致
常用漢字
中学
部首:⾄
10画
“致”を含む語句
一致
合致
致候
馴致
拉致
致命的
致命傷
縹致
筆致
標致
誘致
致方
極致
招致
致度
姿致
言文一致
致居
長田忠致
不可致
...