“誘致”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうち50.0%
いうち25.0%
インデュースメント25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山林までを荒し廻った柴田勢の底意は——要するに秀吉のその通りな気持を誘致ゆうちしているものであって、いわゆる“激を誘って備えに撃つ”の策たることは明らかである。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金時計きんどけいだの金鎖きんぐさりいくつもならべてあるが、これもたゞうつくしいいろ恰好かつかうとして、かれひとみうつだけで、ひたい了簡れうけん誘致いうちするにはいたらなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
今から考えると、小路のうちには同じような家が何軒となく並んでいて、同じような門がまたいくつでもいているのだから、とくにここだけをのぞくべき誘致インデュースメントは少しもなかったのである。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)