こう)” の例文
こうちゃんはうまくやってみせました。すると、せいさんは、こうちゃんに、これについて、つぎのようなおもしろいはなしをしてかせました。
日月ボール (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そもそもこう文字もんじ如何いかん」とか、「孝道の歴史」だとか、あるいは「各国の孝道の比較論」だとか、何だとかいうて難しいことを沢山並べて
今世風の教育 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
こうはときどき自分が恥ずかしくなる。鏡に向っているときなど特にそうだ。
寒橋 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そなたが、うしなった甲斐かいの領土の甲斐源氏かいげんじいえ再興さいこうしたいという願望がんぼうは、まさしくこうである、正義せいぎである、男子のなすべき事業じぎょうである。だが、考えてたもれ、今は天下大事てんかだいじときである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
身体髪膚しんたいはっぷこれを父母にうく、あえて毀傷きしょうせざるはこうのはじめなりさ」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「でもね、娑婆気しゃばっけだの、洒落しゃれだの、見得だの、なんにもそんなわざとでなしに、しようと思って、直ぐあの中へ、頭からお宝を撒ける人は、まあ、沢山なんとほかには無い。——おこうさんばかりなんだよ。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と、子供こどもらのなかから、こうちゃんが、ふいにうたいした。清作せいさくさんは、これをきくと、きっとあたまげて、おもしたように
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おこう、お孝。」
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あるこうちゃんは、学校がっこうからかえると、日月じつげつボールをってそとました。そして、自動車屋じどうしゃやまえへきました。ちょうど、せいさんはいました。
日月ボール (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃんのいえ垣根かきねのところに、山吹やまぶきがしげっていました。ふさふさとして、えだはたわんで黄金色こがねいろはなをつけていました。
親木と若木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼくは、こうちゃんの背中せなかに、ほくろのあるのをっているよ。いっしょに、かわおよいだときにたんだもの……。」と、ぜんちゃんがいいました。
草原の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、たくさんえてこまるのだから、きみきなのを一ぽんこいで、ってゆきたまえ。」と、こうちゃんはいいました。
親木と若木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
っていたっていいよ。ぼくは、いつかこうちゃんがころんで、どこかにちょっときずあとのあるのをっているのだ。」と、ぜんちゃんが、いいました。
草原の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃんと、ゆうちゃんと、としちゃんは、いしけりをしていたし、みつさんとよしさんは、なわとびをしていました。
引かれていく牛 (新字新仮名) / 小川未明(著)
貧乏びんぼうでもこうちゃんは、つよくないよ。そして、ねえさんも、工場こうばへいっていたのが、病気びょうきになってかえってきたのだろう。
草原の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃんと三ちゃんと、ゆうちゃんと、たけちゃんは、清作せいさくさんをくようにして、くさうえへすわりました。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、そのほうがおもしろいや。はやこうちゃん、いらっしゃいよ。」と、しげちゃんは、いいました。それから、二人ふたりは、はらっぱで、ボールをげてあそんだのでした。
すずめの巣 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃんは、熱心ねっしんに、いとさきについているたまばして、ぼうのとがったさきそうとしました。
日月ボール (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃんは勉強べんきょうがすむと、いつものように、さきとこへはいりました。そして、しばらくをあけて
引かれていく牛 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼくたち、こんど慰問袋いもんぶくろなかへ、おうまにやるものもれておくらない?」と、こうちゃんが、いうと
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
翌日よくじつ学校がっこうのつづりかた時間じかんに、こうちゃんは、昨日きのう晩方ばんがたかれていったうしのことをいて
引かれていく牛 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃん、ぼくに、この山吹やまぶきを一ぽんおくれよ。」と、勇二ゆうじたのんだのであります。
親木と若木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃん、このもんふるいんだね、ここについているのは、りんだろう。」
子供どうし (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃんずるいや、いっしょにげようよ。」
子供どうし (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうちゃん、はなじゃない、あか葉鶏頭はげいとうだよ。」
子供どうし (新字新仮名) / 小川未明(著)