“孝順”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうじゆん50.0%
やさしく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さればとて香爐峯かうろほうゆきみすをまくの才女さいぢよめきたるおこなひはいさゝかも深窓しんそうはるふかくこもりて針仕事はりしごと女性によしやう本分ほんぶんつく心懸こゝろがまこと殊勝しゆしようなりき、いへ孝順かうじゆんなるはいでかならず貞節ていせつなりとか
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
取分けてお勢が母親に孝順やさしくする、折節には機嫌きげんを取るのかと思われるほどの事をも云う。親も子もめるかたきは同じ文三ゆえ、こう比周したしみあうもそのはずながら、動静ようするに、ただそればかりでも無さそうで。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)