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大膽
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だいたん
此流れに
隨いて
行けば、
梯子段を
轉がり
落ちる
氣遣ひもなし!
家に
居る
皆がどの
位私を
大膽だと
思ふでせう!さうだ、
斯麽事何にも
話すまい
『それ
此拳骨でも
喰へ。』と
大膽にも
鐵拳を
車外に
突出し、
猛獸怒つて
飛付いて
來る
途端ヒヨイと
其手を
引込まして
即ち
熊公の
口から
自然に
迸しり
出た『
目の
玉のでんぐりかへる』といふ
大膽な
用語が
寧ろ
奇拔でいゝね。
蟲のやうだと
言つたが、あゝ、
一層、くづれた
壁に
潛んだ、
波の
巖間の
貝に
似て
居る。——
此を
思ふと、
大なる
都の
上を、
手を
振つて
立つて
歩行いた
人間は
大膽だ。
聞て思ず
太息を
吐驚き入たる
大膽の
振舞其性根ならんには
首尾よく
成就なすべしと
偵の天忠も
密に
舌を
そんな
夫に
連れ
添つてゐるより、
自分の
妻になる
氣はないか?
自分はいとしいと
思へばこそ、
大それた
眞似も
働いたのだ、——
盜人はとうとう
大膽にも、さう
云ふ
話さへ
持ち
出した。
『
莫迦なことをお
言ひでない』と
云つて
愛ちやんは
大膽にも、『お
前だつても
大きくなつてるぢやないの』
頼みに
斯る
大膽なることを致され申さんや此所能々御
推察下さるべしと申しければ主税之助は
疊を
蹴立扨々
口賢く云ひぬかす女め
汝より外に
此手引をする者なし
然に因て汝を
入らつしやいまし、と
四十恰好の、
人柄なる
女房奧より
出で、
坐して
慇懃に
挨拶する。
南無三聞えたかとぎよつとする。
爰に
於てか
北八大膽に、おかみさん
彼の
茶棚はいくら。
『
若し
誰でも
其の
説明の
出來たものに』と
愛ちやんが
云ひました、(
此所少時の
間に
大變大きくなつたので、
誰れ
憚る
所もなく
大膽に
喙を
容れて)、
私は十
錢與げてよ。
わきまへずして
大膽の者ども
不屆千萬言語同斷の致し方なり然しながら御門の事なれば其方ともにも
嚴敷取計も
成難し
斯せよとて大岡殿
白紙へ一首の
狂歌をなされ是を御門へ
張べしとなり