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稻
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いね
ふりがな文庫
“
稻
(
いね
)” の例文
新字:
稲
丁度そこを捕へたから言ひ譯が立たないのさ。だが、あの百兵衞といふ男は良い男さ。お
稻
(
いね
)
の
聟
(
むこ
)
に世話をしようと思ふがどうだらう
銭形平次捕物控:153 荒神箒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
夜
(
よる
)
になると
方々
(
ほう/″\
)
を
歩
(
ある
)
き
廻
(
まは
)
つて、
筍
(
たけのこ
)
、
松茸
(
まつたけ
)
、
芋
(
いも
)
、
稻
(
いね
)
、
大豆等
(
だいずなど
)
の
農作物
(
のうさくぶつ
)
をあらしたり、
木
(
き
)
の
實
(
み
)
を
食
(
く
)
ひ、
野鼠
(
のねずみ
)
、
兎
(
うさぎ
)
なども
捕
(
とら
)
へて
餌食
(
ゑじき
)
にします。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
稻
(
いね
)
つ
束
(
たば
)
擔
(
かつ
)
ぐんだつて、わし
等
(
ら
)
口
(
くち
)
へ
出
(
だ
)
しちや
云
(
ゆ
)
はねえが、ちやんと
知
(
し
)
つてんでがすから、さう
云
(
い
)
つちや
何
(
なん
)
だが
其麽
(
そんな
)
ことするもなあ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
己
(
おのれ
)
が得意と一ツにし一手にて
商
(
あきな
)
ひせし故なり然るに又
上州
(
じやうしう
)
の吉三郎
并
(
ならび
)
に母のお
稻
(
いね
)
兩人は利兵衞が
江戸
(
えど
)
へ店を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
好
(
よ
)
いことね、此の間も
稻
(
いね
)
ちゃんだの小しめさんも来てね、噂たら/″\さ、心掛けの
善
(
い
)
い人というものは、まア誠に妙なものだ、美代ちゃんのくらい運のいゝ人は無い
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
蝗
(
いなご
)
、
蛭
(
ひる
)
、
蛙
(
かへる
)
、
蜥蜴
(
とかげ
)
の
如
(
ごど
)
きは、
最
(
もつと
)
も
喜
(
よろこ
)
びて
食
(
しよく
)
する
物
(
もの
)
とす。
語
(
ご
)
を
寄
(
よ
)
す(
應
(
おう
)
)よ、
願
(
ねが
)
はくはせめて
糞汁
(
ふんじふ
)
を
啜
(
すゝ
)
ることを
休
(
や
)
めよ。もし
之
(
これ
)
を
味噌汁
(
みそしる
)
と
洒落
(
しやれ
)
て
用
(
もち
)
ゐらるゝに
至
(
いた
)
らば、十
萬石
(
まんごく
)
の
稻
(
いね
)
は
恐
(
おそ
)
らく
立處
(
たちどころ
)
に
枯
(
か
)
れむ。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
種
(
たね
)
を
蒔
(
ま
)
くにも、
稻
(
いね
)
を
刈
(
か
)
るにも
態々
(
わざ/\
)
暦
(
こよみ
)
を
出
(
いだ
)
して
節
(
せつ
)
を
見
(
み
)
るに
及
(
およ
)
ばず。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
木曾
(
きそ
)
の
燒米
(
やきごめ
)
といふものは
青
(
あを
)
いやわらかい
稻
(
いね
)
の
香氣
(
にほひ
)
がします。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
稻
(
いね
)
の
中
(
なか
)
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
其處
(
そこ
)
には
又
(
また
)
此
(
こ
)
れも
春
(
はる
)
のやうな
日
(
ひ
)
に
騙
(
だま
)
されて、
疾
(
とう
)
から
鳴
(
な
)
かなく
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
た
蛙
(
かへる
)
がふわりと
浮
(
う
)
いてはこそつぱい
稻
(
いね
)
の
穗
(
ほ
)
に
捉
(
つかま
)
りながらげら/\と
鳴
(
な
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
今か/\と
樂
(
たのし
)
み居たれど
案
(
あん
)
に
相違
(
さうゐ
)
して其後一
向
(
かう
)
手紙
(
てがみ
)
も來らず
此方
(
このはう
)
よりは
度々
(
たび/\
)
文通
(
ぶんつう
)
すれども一度の
返事
(
へんじ
)
もなきにより今は吉三郎の母のお
稻
(
いね
)
も大に
立腹
(
りつぷく
)
し
夫
(
をつと
)
茂兵衞が
臨終
(
りんじう
)
に
那程迄
(
あれほどまで
)
に頼みしを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それは
稻
(
いね
)
の
花
(
はな
)
に
模擬
(
なぞら
)
つたので、
稻
(
いね
)
の
花
(
はな
)
が一
杯
(
ぱい
)
に
開
(
ひら
)
く
樣
(
やう
)
との
縁起
(
えんぎ
)
であつた。
兼
(
かね
)
博勞
(
ばくらう
)
は
其
(
そ
)
れを
見
(
み
)
て
急
(
きふ
)
に
土間
(
どま
)
へ
下
(
お
)
りて
行
(
い
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“稻(イネ)”の解説
イネ(稲、稻、禾)は、イネ科イネ属の植物。属名Oryza は古代ギリシア語由来のラテン語で「米」または「イネ」を意味する。種小名 sativa は「栽培されている」といった意味である。収穫物は米と呼ばれ、トウモロコシやコムギ(小麦)とともに世界三大穀物の一つとなっている。稲禾(とうか)、禾稲(かとう)などとも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
稻
部首:⽲
15画
“稻”を含む語句
晩稻
稻種
稻寸
美稻
早稻田
稻置
稻荷
稻妻
掛稻
陸稻
妻戀稻荷
稻田
稻羽
稻目
稻束
稻本
稻搗
稻幹
稻葉
食稻
...