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相撲
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すまふ
ふりがな文庫
“
相撲
(
すまふ
)” の例文
(画人呉俊明のち江戸にいでしゆゑ名をなせり)近年
相撲
(
すまふ
)
に
越海
(
こしのうみ
)
・
鷲ヶ浜
(
わしがはま
)
は
新潟
(
にひがた
)
の
産
(
さん
)
、
九紋竜
(
くもんりゆう
)
は高田今町の産、
関戸
(
せきのと
)
は
次第浜
(
しだいはま
)
の
産
(
さん
)
也。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「負けまじき
相撲
(
すまふ
)
を寝ものがたりかな」とは名高い
蕪村
(
ぶそん
)
の相撲の句である。この「負けまじき」の解釈には思ひの
外
(
ほか
)
異説もあるらしい。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
庭球
(
ローンテニス
)
もある、「クリツケツト」もある、
射的塲
(
しやてきば
)
もある、
相撲
(
すまふ
)
の
土俵
(
どひやう
)
もある、いづれも
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
が
日本
(
につぽん
)
を
出
(
い
)
づる
前
(
まへ
)
から、かゝる
孤島
(
こたう
)
の
生活中
(
せいくわつちう
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
然
(
しか
)
り
而
(
しかう
)
して、おの/\の
腹
(
はら
)
の
冷
(
つめた
)
く
次第
(
しだい
)
に
寒
(
さむ
)
く
成
(
な
)
つた
處
(
ところ
)
へ、ぶつ
切
(
きり
)
、
大掴
(
おほづかみ
)
の
坊主
(
ばうず
)
しやも、
相撲
(
すまふ
)
が
食
(
く
)
つても
腹
(
はら
)
がくちく
成
(
な
)
るのを、
赫
(
かつ
)
と
煮
(
に
)
ようと
云
(
い
)
ふ
腹案
(
ふくあん
)
。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
俺
(
お
)
れにや
打
(
ぶ
)
ち
出
(
だ
)
されつとも、
此
(
こ
)
んで
俺
(
お
)
ら
力
(
ちから
)
は
強
(
つを
)
かつたかんな、
仕事
(
しごと
)
ぢや
卯平
(
うへい
)
も
強
(
つを
)
かつたが、かうだ
大
(
えけ
)
え
體格
(
なり
)
して
相撲
(
すまふ
)
ぢや
俺
(
お
)
れにやかたでぺた/\だ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
「かたつむりさん。気分がよくなったら一つひさしぶりで
相撲
(
すまふ
)
をとりませうか。ハッハハ。久しぶりです。」
洞熊学校を卒業した三人
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
番附といふのは、
相撲
(
すまふ
)
や
万年青
(
おもと
)
のそれと同じやうに横綱もあれば、大関もあり、又貧乏神もあるといつたやうに、現代の画家にそれ/″\格つけをしたものだ。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
好くは存じませんが其お
相撲
(
すまふ
)
は眞志屋の出入であつたとかで、それが亡くなつた時、何のことわりもなしに昌林院の墓所にいけてしまつたのださうでございます。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
瓦廻
(
かはらまわ
)
しを
遣
(
や
)
る、
鞦韆飛
(
ぶらんことび
)
を
遣
(
や
)
る、石ぶつけでも、
相撲
(
すまふ
)
でも
撃剣
(
げきけん
)
の
真似
(
まね
)
でも、
悪作劇
(
わるいたずら
)
は
何
(
なん
)
でも
好
(
すき
)
でした、(
尤
(
もつと
)
も
唯今
(
たゞいま
)
でも
余
(
あま
)
り
嫌
(
きら
)
ひの
方
(
はう
)
ではない)
然
(
しか
)
るに
山田
(
やまだ
)
は
極
(
ごく
)
温厚
(
おんこう
)
で
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
尤も、良い氣になつて聟の口へ乘出したら、一ぺんにつぶれるでせう。五軒や八軒の長屋持ちの伜ぢや、一と箱の持參金の三國一とは
相撲
(
すまふ
)
が取れません。へツ、へツ
銭形平次捕物控:059 酒屋火事
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
恰
(
あだか
)
も
相撲
(
すまふ
)
のとき、
土俵
(
どひよう
)
の
中央
(
ちゆうおう
)
からずる/\と
押
(
お
)
された
力士
(
りきし
)
が、
劍
(
つるぎ
)
の
峯
(
みね
)
に
蹈
(
ふ
)
み
耐
(
こら
)
へる
場合
(
ばあひ
)
のようである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
父親は日本橋の木綿問屋だつたが、生きてゐる間は、仕送りもして
偶
(
たま
)
には
遣
(
や
)
つて来た。木山も其の父の話をする時は、
相撲
(
すまふ
)
なぞへ連れて行かれた其の頃が懐かしさうであつた。
のらもの
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
この
野見宿禰
(
のみのすくね
)
といふ
人
(
ひと
)
は、あの
相撲
(
すまふ
)
をはじめたといはれてゐる
同
(
おな
)
じ
人
(
ひと
)
であります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
かくてわれ、
相撲
(
すまふ
)
の身を屈する如く、
御前
(
おんまへ
)
にあり
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
(画人呉俊明のち江戸にいでしゆゑ名をなせり)近年
相撲
(
すまふ
)
に
越海
(
こしのうみ
)
・
鷲ヶ浜
(
わしがはま
)
は
新潟
(
にひがた
)
の
産
(
さん
)
、
九紋竜
(
くもんりゆう
)
は高田今町の産、
関戸
(
せきのと
)
は
次第浜
(
しだいはま
)
の
産
(
さん
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
『そればかりか、
少年
(
せうねん
)
の
活溌
(
くわつぱつ
)
な
事
(
こと
)
ツたら
話
(
はなし
)
になりませんよ。
獅子狩
(
しゝがり
)
もやります、
相撲
(
すまふ
)
も
取
(
と
)
ります。
弱
(
よわ
)
い
水兵
(
すいへい
)
なんかは
負
(
ま
)
かされます。』と
彼
(
かれ
)
は
至極
(
しごく
)
眞面目
(
まじめ
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
いや、どうかすると、
私
(
わたし
)
には女の方が得をしてゐる場合が多いやうに見える。たとへば
相撲
(
すまふ
)
である。
世の中と女
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
子供らは網の上ですべったり、
相撲
(
すまふ
)
をとったり、ぶらんこをやったり、それはそれはにぎやかです。
洞熊学校を卒業した三人
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
さて、
招魂社
(
しやうこんしや
)
の
観世物
(
みせもの
)
で、
墨
(
すみ
)
のなすりくらをするのではないから、
盲人
(
まうじん
)
と
相撲
(
すまふ
)
もいかゞなもの。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
国技館の
隣
(
とな
)
りに
回向院
(
ゑかうゐん
)
のあることは
大抵
(
たいてい
)
誰でも知つてゐるであらう。
所謂
(
いはゆる
)
本場所の
相撲
(
すまふ
)
も
亦
(
また
)
国技館の出来ない前には
回向院
(
ゑかうゐん
)
の
境内
(
けいだい
)
に
蓆張
(
むしろば
)
りの小屋をかけてゐたものである。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
隨分
(
ずゐぶん
)
故郷
(
こきよう
)
の
空
(
そら
)
の
懷
(
なつ
)
かしくなつた
事
(
こと
)
も
度々
(
たび/\
)
あつた——
昔
(
むかし
)
の
友人
(
ともだち
)
の
事
(
こと
)
や——
品川灣
(
しながはわん
)
の
朝景色
(
あさげしき
)
や——
上野淺草
(
うへのあさくさ
)
邊
(
へん
)
の
繁華
(
にぎやか
)
な
町
(
まち
)
の
事
(
こと
)
や——
新橋
(
しんばし
)
の
停車塲
(
ステーシヨン
)
の
事
(
こと
)
や——
回向院
(
ゑこうゐん
)
の
相撲
(
すまふ
)
の
事
(
こと
)
や——
神樂坂
(
かぐらざか
)
の
縁日
(
えんにち
)
の
事
(
こと
)
や——
萬
(
よろづ
)
朝報
(
てうほう
)
の
佛蘭西
(
フランス
)
小説
(
せうせつ
)
の
事
(
こと
)
や——
錦輝舘
(
きんきくわん
)
の
政談
(
せいだん
)
演説
(
えんぜつ
)
の
事
(
こと
)
や——
芝居
(
しばゐ
)
の
事
(
こと
)
や
浪花節
(
なにはぶし
)
の
事
(
こと
)
や
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
大砲
(
おほづつ
)
は僕等の小学時代に、——
常陸山
(
ひたちやま
)
や
梅
(
うめ
)
ヶ
谷
(
たに
)
の大関だつた時代に横綱を張つた
相撲
(
すまふ
)
だつた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
東京の川にもこんな
水怪
(
すゐくわい
)
多し。
田舎
(
ゐなか
)
へ行つたら
猶
(
なほ
)
の事、
未
(
いまだ
)
に河童が
芦
(
あし
)
の中で、
相撲
(
すまふ
)
などとつてゐるかも知れない。
偶
(
たまたま
)
一遊亭
(
いちいうてい
)
作る所の
河太郎独酌之図
(
かはたらうどくしやくのづ
)
を見たから、思ひ出した事を
記
(
しる
)
しとどめる。
雑筆
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“相撲”の意味
《名詞3》
互いになぐり合うこと。
すもう。
(出典:Wiktionary)
“相撲”の解説
は、土俵の上で力士が組合って戦う形を取る日本古来の神事や祭で、同時にそれを起源とする武芸や武道の一つ。興行としては大相撲が行われている。日本由来の武道・格闘技・スポーツとして国際的にも認知されている。
(出典:Wikipedia)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
撲
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
“相撲”で始まる語句
相撲取
相撲取草
相撲膏
相撲上
相撲人
相撲狂
相撲節
相撲召合
相撲甚句
相撲節会