“相撲取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すもうと50.0%
すもうとり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
窓も四角である。ただ四すみと入口が丸い。これはやぐらを形取ったんだろう。お城だけにしっかりしている。法文科みたように倒れそうでない。なんだかせいの低い相撲取すもうとりに似ている。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
最後の場面でおつたが取り落とした錦絵にしきえ相撲取すもうとりを見て急に昔の茂兵衛のアイデンティティーを思い出すところは、あれでちょうど大衆向きではあろうが、どうも少しわざとらしい
映画雑感(Ⅲ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
喧嘩けんかなら相撲取すもうとりとでもやってみせるが、こんな大僧おおぞうを四十人も前へならべて、ただ一まいの舌をたたいて恐縮きょうしゅくさせる手際はない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それは相撲取すもうとりです。大相撲、中相撲、取的、呼出しのたぐいが、見るまに鳥居前にいっぱいに群がって来ました。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)