洞熊学校を卒業した三人ほらくまがっこうをそつぎょうしたさんにん
※ 赤い手の長い蜘蛛と、銀いろのなめくぢと、顔を洗ったことのない狸が、いっしょに洞熊学校にはひりました。洞熊先生の教へることは三つでした。 一年生のときは、うさぎと亀のかけくらのことで、も一つは大きいものがいちばん立派だといふことでした。そ …