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歡
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よろこ
ふりがな文庫
“
歡
(
よろこ
)” の例文
新字:
歓
許され代々村長役たるべき旨
仰付
(
おほせつけ
)
られしかば
歡
(
よろこ
)
び物に
譬
(
たとへ
)
ん方なく三浦屋の主人并びに井戸源次郎を始め其事に
立障
(
たちさは
)
りし人々に
厚
(
あつ
)
く禮を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
人生の、ひとつの、より輝かしい
時期
(
じき
)
が、私にはじまつたと思つた——花や
歡
(
よろこ
)
びと共に、
荊棘
(
いばら
)
や辛勞をも受けるであらう時期。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
この天をしづむる愛は、常にかゝる
會釋
(
ゑしやく
)
をもて己が
許
(
もと
)
に
歡
(
よろこ
)
び迎ふ、これ蝋燭をその焔に
適
(
ふさ
)
はしからしめん爲なり。 五二—五四
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
と
語
(
かた
)
り
終
(
をは
)
ると、
聽
(
き
)
く
水兵等
(
すいへいら
)
は
驚嘆
(
きやうたん
)
の
顏
(
かほ
)
を
見合
(
みあ
)
はせ、
勇烈
(
ゆうれつ
)
なる
虎髯大尉
(
こぜんたいゐ
)
は、
歡
(
よろこ
)
び
且
(
か
)
つ
愕
(
おどろ
)
きの
叫聲
(
さけび
)
をもつて
倚子
(
ゐす
)
より
起
(
た
)
ちて、
松島海軍大佐
(
まつしまかいぐんたいさ
)
の
面
(
おもて
)
を
見
(
み
)
ると
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
闇
(
やみ
)
にも
歡
(
よろこ
)
びあり、
光
(
ひかり
)
にも
悲
(
かなしみ
)
あり
麥藁帽
(
むぎわらばう
)
の
廂
(
ひさし
)
を
傾
(
かたむ
)
けて、
彼方
(
かなた
)
の
丘
(
をか
)
、
此方
(
こなた
)
の
林
(
はやし
)
を
望
(
のぞ
)
めば、まじ/\と
照
(
て
)
る
日
(
ひ
)
に
輝
(
かゞや
)
いて
眩
(
まば
)
ゆきばかりの
景色
(
けしき
)
。
自分
(
じぶん
)
は
思
(
おも
)
はず
泣
(
な
)
いた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
最も人に
浸
(
し
)
み入る情趣をもつところで、日光や中禪寺の人々が「
歡
(
よろこ
)
びの花」といふよしの躑躅花(この花が咲けばやがて多くの遊覽者が入込んで土地がにぎやかに潤ふ)
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
それだから
今日
(
こんにち
)
書く小説もやはり其通り、
迚
(
とて
)
も戀愛や煩悶の青年諸氏に
歡
(
よろこ
)
ばれるやうな品物を、書けもしなければ、又た書かうといふ野心も起らない。僕はやはり僕だけの僕で居る。
兵馬倥偬の人
(旧字旧仮名)
/
塚原渋柿園
、
塚原蓼洲
(著)
そこで天皇が非常にお
歡
(
よろこ
)
びになつて仰せられるには、「天下が平ぎ人民が榮えるであろう」と仰せられて、このオホタタネコを
神主
(
かんぬし
)
としてミモロ山でオホモノヌシの神をお祭り申し上げました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
學術
(
かくじゆつ
)
の
爲
(
ため
)
となら
歡
(
よろこ
)
んで
發掘
(
はつくつ
)
を
承諾
(
しようたく
)
するといふ
運
(
はこ
)
びに
成
(
な
)
つたのである。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
鄙
(
ひな
)
も都も怨嗟の聲に
充
(
み
)
ち、天下の望み既に離れて、衰亡の兆漸く現はれんとすれども、
今日
(
けふ
)
の
歡
(
よろこ
)
びに
明日
(
あす
)
の哀れを想ふ人もなし。盛者必衰の
理
(
ことわり
)
とは謂ひながら、權門の末路、中々に言葉にも
盡
(
つく
)
されね。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
覺束
(
おぼつか
)
なしや
才子
(
さいし
)
佳人
(
かじん
)
かがなべて
待
(
ま
)
つ
歡
(
よろこ
)
びの
日
(
ひ
)
のいつか
來
(
く
)
べき
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
聞給
(
きゝたま
)
はゞ
嘸
(
さぞ
)
な
歡
(
よろこ
)
び給ふべし
暫
(
しば
)
し
涙
(
なみだ
)
に
昏
(
くれ
)
けるが否々年も行ぬ
其方們
(
そなたたち
)
先々
(
まづ/\
)
見合
(
みあはせ
)
呉
(
くれ
)
と云を兄弟は聞ず
敵討
(
かたきうち
)
に出ると云にも非ず父樣の樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
私は白い壁を眺めた、それはのぼりつゝある
星屑
(
ほしくづ
)
で深く見える空のやうに思はれた——一つ/\の星は、志ざす方へ、また
歡
(
よろこ
)
びへ、私を照した。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
是故に人間の我、自らこの不同を感ずるにより、父の如く汝の
歡
(
よろこ
)
び迎ふるをたゞ心にて謝するのみ 八二—八四
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
よ、
世
(
よ
)
に
禍
(
わざはひ
)
といふものなくば、
此
(
この
)
書面
(
しよめん
)
の
達
(
たつ
)
せん
頃
(
ころ
)
には、
吾等
(
われら
)
は
再
(
ふたゝ
)
び
貴下
(
きか
)
の
面前
(
めんぜん
)
に
立
(
た
)
つ
可
(
べ
)
き
筈
(
はづ
)
なりしを、
今
(
いま
)
かゝる
文使者
(
ふづかひ
)
を
送
(
おく
)
る
事
(
こと
)
の、
歡
(
よろこ
)
ばしき
運命
(
うんめい
)
にあらぬをば
察
(
さつ
)
し
玉
(
たま
)
ふ
可
(
べ
)
し。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
詫言
(
わびごと
)
なし是は
聊
(
いさゝ
)
かながら
出牢
(
しゆつらう
)
の
歡
(
よろこ
)
び
旁々
(
かた/″\
)
土産
(
みやげ
)
なりとて
懷中
(
くわいちう
)
より紙に包み
目録
(
もくろく
)
として金子百兩を差出しければ富右衞門
是
(
これ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あなたに今口を開かせることは私を
歡
(
よろこ
)
ばせるでせう——あなたをもつとよく知る爲めに——だからお話しなさい。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
舷門
(
げんもん
)
より、
檣樓
(
しやうらう
)
より、
戰鬪樓
(
せんとうらう
)
より、
双手
(
て
)
を
擧
(
あ
)
げ、
旗
(
はた
)
を
振
(
ふ
)
り、
歡呼
(
くわんこ
)
をあげて、
勇
(
いさ
)
み、
歡
(
よろこ
)
び、をとり
立
(
た
)
つ、
濱島武文
(
はまじまたけぶみ
)
、
春枝夫人
(
はるえふじん
)
は
餘
(
あま
)
りの
憘
(
うれ
)
しさに
聲
(
こゑ
)
もなく、
虎髯大尉
(
こぜんたいゐ
)
、
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
、
一人
(
ひとり
)
は
右鬢
(
うびん
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
歡
部首:⽋
21画
“歡”を含む語句
歡喜
歡樂
合歡
歡迎
合歡花
歡呼
歡聲
合歡木
哀歡
大歡呼
打歡
歡喜天
歡喜女天
歡樂山