“合歡花”のいろいろな読み方と例文
新字：合歓花
読み方割合
がうか33.3%
ねぶのはな33.3%
ねむのはな33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらぞめの合歡花（がうか）あらじか我鬼はわぶ
二つの絵：芥川竜之介の回想 (旧字旧仮名) ／ 小穴隆一(著)
眞赤な合歡花（ねぶのはな）の咲いて居る沙漠の水際に、埃及人（エジプトじん）が何時覺めるとも知らず、ごろ／＼晝寢をしてゐるのを見て、私は囘々教（ふい／＼けう）と云ふものは基督教（キリストけう）より遙に悟つたものだ。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) ／ 永井荷風(著)
其（そ）の膚（はだ）の白（しろ）い事（こと）、あの合歡花（ねむのはな）をぼかした色（いろ）なのは、豫（かね）て此（こ）の時（とき）のために用意（ようい）されたのかと思（おも）ふほどでした。
人魚の祠 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)