“合歓花”のいろいろな読み方と例文
旧字:合歡花
読み方割合
がふくわんくわ33.3%
ごうかんか33.3%
ねむ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一時間の後、先生の邸を辞し、歩して東単牌楼とうたんはいろうのホテルに向えば、微風、並木の合歓花ごうかんかを吹き、斜陽、僕の支那服を照す。しかもなお蝙蝠に似たる先生の顔、僕の眼前を去らざるが如し。
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
なき母をあこがれて、父とともに詣でしことあり。初夏はつなつの頃なりしよ。里川に合歓花ねむあり、田に白鷺しらさぎあり。
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)