“東単牌楼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうたんはいろう50.0%
トンタヌピイロオ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一時間の後、先生の邸を辞し、歩して東単牌楼とうたんはいろうのホテルに向えば、微風、並木の合歓花ごうかんかを吹き、斜陽、僕の支那服を照す。しかもなお蝙蝠に似たる先生の顔、僕の眼前を去らざるが如し。
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
半三郎はやはりその午後にも東単牌楼トンタヌピイロオの社の机にせっせと書類を調べていた。机を向かい合わせた同僚にも格別異状などは見えなかったそうである。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)