“合歓樹”の読み方と例文
読み方割合
ねむのき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云うのは、墓地樹として、典型的な、ななかまどや枇杷びわたぐいがなく、無花果いちじく・糸杉・胡桃くるみ合歓樹ねむのき桃葉珊瑚あおき巴旦杏はたんきょう水蝋木犀いぼたのきの七本が、別図のような位置で配置されていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
最初に、墓地樹の配置を見給え。アルボナウト以後の占星学アストロロジイでは、一番手前の糸杉と無花果いちじくとが、土星と木星の所管とされているし、向う側の中央にある合歓樹ねむのきは、火星の表徴シムボルになっているのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)