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擧動
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ふるまひ
ふりがな文庫
“
擧動
(
ふるまひ
)” の例文
新字:
挙動
殺したる事大膽不敵の
擧動
(
ふるまひ
)
なり伊勢屋方より
訴
(
うつた
)
へたる旅僧も同夜の事なれば是は
汝
(
なんぢ
)
が
同類
(
どうるゐ
)
成
(
なる
)
べし
殊更
(
ことさら
)
其方
(
そのほう
)
は金屋にて盜みし櫛を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
君等
(
きみら
)
の
其時
(
そのとき
)
の
擧動
(
ふるまひ
)
を
賞讃
(
しようさん
)
するのを
見
(
み
)
るにつけても、
實
(
じつ
)
に
斷膓
(
だんちやう
)
の
念
(
ねん
)
に
堪
(
た
)
えなかつたです——
何
(
なに
)
、あの
卑劣
(
ひれつ
)
なる
船長等
(
せんちやうら
)
は
如何
(
どう
)
したと
問
(
と
)
はるゝか。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
父入道が非道の
擧動
(
ふるまひ
)
は一次再三の苦諫にも及ばれず、君父の間に立ちて忠孝二道に一身の兩全を期し難く、驕る平家の行末を浮べる雲と頼みなく
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
先の石段を下りるや若き女は
先
(
まづ
)
僕を乘らして後、
纜
(
もやひ
)
を解いてひらりと飛び乘り、さも輕々と櫓を
操
(
あやつ
)
りだした。
少年
(
こども
)
ながらも僕は此女の
擧動
(
ふるまひ
)
に驚いた。
少年の悲哀
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
やがて
接吻
(
キツス
)
の
音
(
おと
)
がした。
天幕
(
テント
)
にほんのりとあかみが
潮
(
さ
)
した。が、やがて
暗
(
くら
)
く
成
(
な
)
つて、もやに
沈
(
しづ
)
むやうに
消
(
き
)
えた。
魔
(
ま
)
の
所業
(
なすわざ
)
ではない、
人間
(
にんげん
)
の
擧動
(
ふるまひ
)
である。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
神の光や己が
微笑
(
ほゝゑみ
)
に
裝
(
よそ
)
はれ、愛の
勸
(
すゝ
)
むる諸〻の顏と、すべての
愼
(
つゝしみ
)
にて飾らるゝ諸〻の
擧動
(
ふるまひ
)
とを見たり 四九—五一
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
友の
擧動
(
ふるまひ
)
、その言語、一つとして不興のしるしならぬはなし。我も快からねば程なく暇乞して還りぬ。別るゝときは友の
恭
(
うや/\
)
しさ常に倍して、その冷なる手は我が温なる手を握りぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
彼女のそんな
擧動
(
ふるまひ
)
は、多分母親の血を引いたものなのであらう、英國氣質にはどうしてもぴつたりしない淺薄な性質を示すものであつた。でも、彼女は、まだ長所をいくつも持つてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
入興ありたる
擧動
(
ふるまひ
)
や
煤掃
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
其
(
その
)
擧動
(
ふるまひ
)
のあまりに
奇怪
(
きくわい
)
なので
私
(
わたくし
)
は
思
(
おも
)
はず
小首
(
こくび
)
を
傾
(
かたむ
)
けたが、
此時
(
このとき
)
何故
(
なにゆゑ
)
とも
知
(
し
)
れず
偶然
(
ぐうぜん
)
にも
胸
(
むね
)
に
浮
(
うか
)
んで
來
(
き
)
た
一
(
ひと
)
つの
物語
(
ものがたり
)
がある。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
晴
(
はら
)
す其爲に
刄
(
やいば
)
を振つて
仇
(
あだ
)
を
斃
(
たふ
)
す實に見上げたる
和女
(
そなた
)
が
心底
(
しんてい
)
年まだ
二十歳
(
はたち
)
に足らざる少女の爲可き
業
(
わざ
)
にはあらざりける男
勝
(
まさり
)
の
擧動
(
ふるまひ
)
こそ親
恥
(
はづか
)
しき
天晴
(
あつぱれ
)
女然れども人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
世の盛衰は是非もなし、平家の嫡流として卑怯の
擧動
(
ふるまひ
)
などあらんには、祖先累代の恥辱この上あるべからず。維盛が行末守り呉れよ、時頼、之ぞ小松が
一期
(
いちご
)
の頼みなるぞ
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
時
(
とき
)
に
立窘
(
たちすく
)
みつゝ、
白鞘
(
しらさや
)
に
思
(
おも
)
はず
手
(
て
)
を
掛
(
か
)
けて、
以
(
もつ
)
ての
外
(
ほか
)
かな、
怪異
(
けい
)
なるものどもの
擧動
(
ふるまひ
)
を
屹
(
き
)
と
視
(
み
)
た
夫人
(
ふじん
)
が、
忘
(
わす
)
れたやうに、
柄
(
つか
)
をしなやかに
袖
(
そで
)
に
捲
(
ま
)
いて、するりと
帶
(
おび
)
に
落
(
おと
)
して
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
時頼
世
(
よ
)
の有樣を觀て
熟〻
(
つら/\
)
思ふ
樣
(
やう
)
、扨も心得ぬ六波羅武士が
擧動
(
ふるまひ
)
かな、父なる人、祖父なる人は、昔知らぬ若殿原に行末短き
榮耀
(
ええう
)
の夢を貪らせんとて其の膏血はよも
濺
(
そゝ
)
がじ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
なしけるに
庄
(
しやう
)
三郎は大に
悦
(
よろこ
)
び何かと
厚
(
あつ
)
き思召の
程
(
ほど
)
忝
(
かたじ
)
けなく
承知
(
しようち
)
致
(
いた
)
したりと申しけるにお
常
(
つね
)
は
甚
(
はなは
)
だ
不承知
(
ふしようち
)
の面にて長兵衞に
向
(
むか
)
ひ又七に
世帶
(
せたい
)
を渡せと
仰
(
おほせ
)
らるれども
追々
(
おひ/\
)
渠
(
かれ
)
が
擧動
(
ふるまひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
海蛇丸
(
かいだまる
)
は
前
(
さき
)
には子ープルス
港
(
かう
)
にていと
奇怪
(
あや
)
しき
擧動
(
ふるまひ
)
をなし、
其時
(
そのとき
)
、
我
(
わ
)
が
弦月丸
(
げんげつまる
)
よりは
數分
(
すうふん
)
前
(
まへ
)
に
港
(
みなと
)
を
發
(
はつ
)
して、かくも
迅速
(
じんそく
)
なる
速力
(
そくりよく
)
を
有
(
も
)
てるにも
拘
(
かゝは
)
らず、
今
(
いま
)
や
却
(
かへつ
)
て
我
(
わ
)
が
船
(
ふね
)
の
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
ふて
來
(
く
)
るとは、
之
(
これ
)
が
單
(
たん
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
擧
部首:⼿
17画
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
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擧動次第