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『煤掃』
ふりがな文庫
『
煤掃
(
すすはき
)
』
井桁古びた天井に 鼠の夢を驚かして 今朝年越しの煤拂ひ、 主人七兵衞いそいそと 店の小者を引具して 事に堪ふべく見えにけり。 さて若衆のいでたちや 奴冠りに筒袖の 半纏すがた意氣なるに 帶ぶや棕梠の木竹箒、 事あり顏に見交して 物物しくも構 …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
左右
(
さう
)
酒宴
(
うたげ
)
主人
(
あるじ
)
家臺
(
やたい
)
擧動
(
ふるまひ
)
暖簾
(
のれん
)
灯影
(
ほかげ
)
老店
(
しにせ
)