度々たび/″\)” の例文
此所こゝならば度々たび/″\たが、大發掘だいはつくつはせずにるのだ。今日けふつてもいかとふと、大丈夫だいじやうぶだ。原田文海はらだぶんかい心得こゝろえとると大呑込おほのみこみ。
千葉ちば埼玉さいたま、あの大河たいが流域りうゐき辿たど旅人たびびとは、時々とき/″\いや毎日まいにちひとふたツは度々たび/″\みづ出會でつくはします。これ利根とねわすぬまわすみづんでる。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あきらかな世の中でございますが、昔は幽霊が出るのはたゝりがあるからだうらみの一念三世さんぜに伝わると申す因縁話を度々たび/″\承まわりました事がございます。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なんといふやまひやらもらない、度々たび/″\病院びやうゐんかよつたけれども、いつも、おなじやうな漠然ばくぜんとしたことばかりはれてる。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
面白おもしろげなる顔色がんしよく千番せんばんに一番さがすにも兼合かねあひもうすやらの始末しまつなりしにそろ度々たび/″\実験じつけんなれば理窟りくつまうさず、今もしかなるべくと存候ぞんじそろ愈々いよ/\益々ます/\しかなるべくと存候ぞんじそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
特別とくべつおほきくなりたかないの』とこたへてあいちやんはいそがしさうに、『ほかひともこんなに度々たび/″\かはるかしら、え』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
そのまなこでなうて、そんな鬪爭けんくわまなこ何處どこにあらう? 足下おぬしあたまには鷄卵たまご黄蛋きみ充實つまってゐるやうに、鬪爭けんくわ充滿いっぱいぢゃ、しかも度々たび/″\打撲どやされたので、少許ちっと腐爛氣味くされぎみぢゃわい。
其後そののちまたくわい此所こゝつたが、格別かくべつものなかつた。發掘はつくつはそれりであるが、表面採集ひやうめんさいしふにはそれからも度々たび/″\つた。
だつて貴方あなた度々たび/″\の事ですから一らつしやいな、あんま勿体もつたいけるやうに思はれるといけませんよ。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
貸本を脊負しょって来たから、私は年のいかない頃だけども、度々たび/″\見て知って居るよ、大層芸者しゅもヤレコレ云って可愛がって、そう/\中々愛敬者で、知って居るよ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
殊に日外中いっかじゅう度々たび/″\お手紙をよこして下すった番町の石川様にもお気の毒様で、食べるお米が無くっても、あなたは心柄で宜しゅうございましょうが、わたくしは実に困ります
梅若七兵衛 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
豐「はい、お久さん度々たび/″\御親切に有難うございます。お久さん、お前と私とはんだえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
せんの亭主の存生中ぞんしょうちゅうから幸兵衞と密通していたので、亭主が死んだのを幸い夫婦になったのだとも云って、判然はっきりはしませんが、谷中の天竜院の和尚の話に、何故なにゆえか幸兵衞が度々たび/″\来て
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ムウンまたむかひか、どうも度々たび/″\招待状せうたいじやうをつけられて困るなア、先方むかう此頃このごろちやはじめたてえが、金持かねもちゆゑごく我儘わがまゝな茶で、種々いろ/\道具だうぐかざちらかしてるのを、みんなが胡麻ごまアするてえ事を聞いたが
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
度々たび/″\間違うからおとっさんが長二という名をおけなすったんだが、是にも訳のある事で、お前の手の人指ひとさしゆびが長くって中指と同じのを御覧なすって、人指の長い人は器用で仕事が上手になるものだから
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
昨年の夏頃から度々たび/″\あつらえ物をいたし、多分の手間代を払い、主人夫婦が格別贔屓にいたして、度々長二郎の宅へも参りました、其の夜死骸の側に五十両の金包が落ちて居りましたのをもって見ますと
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)