“人指”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとさし66.7%
ひとさしゆび22.2%
ひとさ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「借金は借りるんだから保証人もいるでしょうが——」と妻君頭のなかへ人指ひとさしゆびを入れてぐいぐいく。束髪そくはつが揺れる。道也はその頭を見ている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其の方のような悪人は年をっても人指ひとさしゆび拇指おやゆびひねり殺すぐらいの事は心得てる、さアそれとも言訳があるか、忠義にった若者らは不忠不義の大罪人八裂やつざきにしても飽足あきたらんといきどおったのを
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
下女は障子をあけて、椽側えんがわ人指ひとさしゆびをりつけながら
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)