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ひとさし
ふりがな文庫
“ひとさし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
人指
60.0%
一串
10.0%
一差
10.0%
人差
10.0%
食指
10.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人指
(逆引き)
と帽子を上へ抜上げると、元気に額の
皺
(
しわ
)
を伸ばして、がぶりと一口。
鶺鴒
(
せきれい
)
の尾のごとく、左の
人指
(
ひとさし
)
をひょいと
刎
(
は
)
ね、ぐいと首を据えて、ぺろぺろと
舌舐
(
したなめず
)
る。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひとさし(人指)の例文をもっと
(6作品)
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一串
(逆引き)
王九媽は單四嫂子のためにいろいろ指図をして、
一串
(
ひとさし
)
の紙銭を焼き、また腰掛二つ、著物五枚を
抵当
(
かた
)
にして銀二円借りて来て、世話人に出す御飯の支度をした。
明日
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
ひとさし(一串)の例文をもっと
(1作品)
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一差
(逆引き)
「さらば愚僧が
一差
(
ひとさし
)
舞うてごらんに供えようずるにて候」
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ひとさし(一差)の例文をもっと
(1作品)
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人差
(逆引き)
すては黙って
人差
(
ひとさし
)
ゆびで、ボロきれをかむった死体をゆっくりと指さして見せた、すては声が出なかった。
舌を噛み切った女:またはすて姫
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
ひとさし(人差)の例文をもっと
(1作品)
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食指
(逆引き)
仰向の男は、空一面に
彌漫
(
はびこ
)
つて動かぬ灰雲の真中を、黙つて
瞶
(
みつ
)
めて居る。螽の如く蹲んだ男は、平たい顔を
俯向
(
うつむ
)
けて、
右手
(
みぎ
)
の
食指
(
ひとさし
)
で砂の上に字を書いて居る——「
忠志
(
ただし
)
」と書いて居る。
漂泊
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
ひとさし(食指)の例文をもっと
(1作品)
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