人指ひとさしゆび)” の例文
其の方のような悪人は年をっても人指ひとさしゆび拇指おやゆびひねり殺すぐらいの事は心得てる、さアそれとも言訳があるか、忠義にった若者らは不忠不義の大罪人八裂やつざきにしても飽足あきたらんといきどおったのを
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
度々たび/″\間違うからおとっさんが長二という名をおけなすったんだが、是にも訳のある事で、お前の手の人指ひとさしゆびが長くって中指と同じのを御覧なすって、人指の長い人は器用で仕事が上手になるものだから
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)