“人足指”の読み方と例文
読み方割合
にんそくざし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この半蔵の言葉は人足指にんそくざしばかりでなく、そこに働いている問屋の主人九郎兵衛をも驚かした。人足一人につき荷物七貫目である。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一、新規の伝馬所には、元締役もとじめやく、勘定役、書記役、帳付け、人足指にんそくざし馬指うまざしなど——一役につき二人ほどずつ。そのうち、勘定役の儀は三人にてもしかるべし。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
御用の諸家休泊年内旅籠はたごの不足銭、問屋場の帳付けと馬指うまさしおよび人足指にんそくざし定使じょうづかいらへの給料、宿駕籠しゅくかごの買い入れ代、助郷人馬への配当、高札場ならびに道路の修繕費
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)