“にんそくざし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人足指66.7%
人足差33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この半蔵の言葉は人足指にんそくざしばかりでなく、そこに働いている問屋の主人九郎兵衛をも驚かした。人足一人につき荷物七貫目である。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一、新規の伝馬所には、元締役もとじめやく、勘定役、書記役、帳付け、人足指にんそくざし馬指うまざしなど——一役につき二人ほどずつ。そのうち、勘定役の儀は三人にてもしかるべし。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
御用の諸家休泊年内旅籠はたごの不足銭、問屋場の帳付けと馬指うまさしおよび人足指にんそくざし定使じょうづかいらへの給料、宿駕籠しゅくかごの買い入れ代、助郷人馬への配当、高札場ならびに道路の修繕費
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかし旧宿場に衣食して来た御伝馬役や宿人足、ないし馬差うまざし人足差にんそくざしの人たちはもはやそれのみにたよれない。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)