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一致
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いつち
ふりがな文庫
“
一致
(
いつち
)” の例文
この
通
(
とほ
)
りに
器械觀測
(
きかいかんそく
)
の
結果
(
けつか
)
と
體驗
(
たいけん
)
の
結果
(
けつか
)
とは
最初
(
さいしよ
)
から
一致
(
いつち
)
し
難
(
がた
)
いものであるけれども、それを
比較
(
ひかく
)
してみることは
無益
(
むえき
)
の
業
(
わざ
)
ではない。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
然らば
其時
(
そのとき
)
汝は
宇宙
(
うちう
)
に
存在
(
そんざい
)
する
総
(
すべ
)
ての
誠実
(
せいじつ
)
なる人と
一致
(
いつち
)
せしなり、一致の
難
(
かたき
)
は外が来て汝と一致せざるに非ずして汝の
誠実
(
せいじつ
)
ならざるにあり。
時事雑評二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
これは
世間
(
せけん
)
の
評判
(
ひようばん
)
と、ほんとうの
物
(
もの
)
のねうちとは、たいていの
場合
(
ばあひ
)
一致
(
いつち
)
してゐないそのもっとも
適當
(
てきとう
)
な
例
(
れい
)
であります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
奧羽地方
(
おううちほう
)
では
更
(
さら
)
に
下
(
くだ
)
つて
四千七百尺
(
しせんしちひやくしやく
)
から
三千五百尺
(
さんぜんごひやくしやく
)
の
高
(
たか
)
さまでになり、
北海道
(
ほつかいどう
)
の
南部
(
なんぶ
)
では
一千五百尺
(
いつせんごひやくしやく
)
に
下
(
くだ
)
り、その
中央
(
ちゆうおう
)
では
遂
(
つひ
)
に
海水面
(
かいすいめん
)
と
一致
(
いつち
)
してゐます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
趣味
(
しゆみ
)
も
一致
(
いつち
)
しなければ理想も違ふし、第一人生觀が違ふ………、おツと、またお前の
嫌
(
いや
)
な
難
(
むづか
)
しい話になツて來た。
此樣
(
こん
)
なことは、あたら
口
(
くち
)
に
風
(
かぜ
)
といふやつなのさ。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
それで
彼等
(
かれら
)
の
心
(
こゝろ
)
には
喰
(
く
)
つてやれ、
飮
(
の
)
んでやれ、さうして
遣
(
や
)
らねば
腹
(
はら
)
が
癒
(
い
)
えぬといふ
觀念
(
くわんねん
)
が
期
(
き
)
せずして
一致
(
いつち
)
するのである。
笊
(
ざる
)
で
運
(
はこ
)
んだ
饂飩
(
うどん
)
が
多人數
(
たにんずう
)
の
彼等
(
かれら
)
に
到底
(
たうてい
)
十
分
(
ぶん
)
の
滿足
(
まんぞく
)
を
與
(
あた
)
へ
得
(
う
)
るものではない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
実際
(
じつさい
)
に
真面目
(
しんめんもく
)
に
生涯
(
せうがい
)
の
真味
(
しんみ
)
を
味
(
あぢは
)
ひし人のみが
互
(
たがひ
)
に
共
(
とも
)
に
働
(
はたら
)
き得る人なり
宗教
(
しふけう
)
を以て
茶話席
(
ちやわせき
)
の
活題
(
くわつだい
)
となすに
止
(
とゞ
)
まるものは
言語的
(
げんごてき
)
捺印的
(
なついんてき
)
の
一致
(
いつち
)
を
計
(
はか
)
れよ
時事雑評二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
細
(
こま
)
かいところになると、
昔
(
むかし
)
から
多少
(
たしよう
)
、
別々
(
べつ/\
)
の
意見
(
いけん
)
はあつても、
大體
(
だいたい
)
かういふふうに、
意見
(
いけん
)
が
一致
(
いつち
)
してゐます。ところが、
私
(
わたし
)
にいはせると、
意味
(
いみ
)
が
大
(
だい
)
ぶん
違
(
ちが
)
つて
來
(
き
)
ます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
再
(
ふたゝ
)
び
火山脈
(
かざんみやく
)
を
辿
(
たど
)
つてみると、それが
地震
(
ぢしん
)
の
起
(
おこ
)
る
筋
(
すぢ
)
、
即
(
すなは
)
ち
地震帶
(
ぢしんたい
)
と
一致
(
いつち
)
し、
或
(
あるひ
)
は
相
(
あひ
)
竝行
(
へいこう
)
してゐる
場合
(
ばあひ
)
が
多
(
おほ
)
く
認
(
みと
)
められる。
然
(
しか
)
しながら
火山脈
(
かざんみやく
)
を
伴
(
ともな
)
つてゐない
地震帶
(
ぢしんたい
)
も
多數
(
たすう
)
あることを
忘
(
わす
)
れてはならない。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
普通
(
ふつう
)
の
考
(
かんが
)
へでは、
春
(
はる
)
と
正月
(
しようがつ
)
とが
一致
(
いつち
)
するものとしてあります。これは、
習慣
(
しゆうかん
)
から
出
(
で
)
て
來
(
く
)
る
心持
(
こゝろも
)
ちであります。ところが
時
(
とき
)
とすると、
暦
(
こよみ
)
の
上
(
うへ
)
にさういつた
行
(
ゆ
)
き
違
(
ちが
)
ひが
出來
(
でき
)
て
來
(
き
)
ます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
即ち
唇
(
くちびる
)
と手と
一致
(
いつち
)
せざるものなり、即ち宗教を
弄
(
ろう
)
するものなり、即ち世の中に
誠実
(
せいじつ
)
てふものゝ
実在
(
じつざい
)
するを
信
(
しん
)
ぜざるものなり、即ち
不実
(
ふじつ
)
の人なり、即ち
未
(
いま
)
だ
真理
(
しんり
)
を
会釈
(
くわいしやく
)
せざる人なり。
時事雑評二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
もつと
具體的
(
ぐたいてき
)
にいふならば、
初期微動
(
しよきびどう
)
は
空氣中
(
くうきちゆう
)
に
於
(
お
)
ける
音波
(
おんぱ
)
のような
波動
(
はどう
)
であつて、
振動
(
しんどう
)
の
方向
(
ほうこう
)
と
進行
(
しんこう
)
の
方向
(
ほうこう
)
とが
相
(
あひ
)
一致
(
いつち
)
するもの、
即
(
すなは
)
ち
形式
(
けいしき
)
からいへば
縱波
(
たてなみ
)
である。
主要動
(
しゆようどう
)
はそれと
異
(
こと
)
なり
横波
(
よこなみ
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
“一致”の解説
一致(いっち、en: agreement)または呼応(こおう、en: concordance)とは、ある語や句の意味的・形式的な特徴によって、別の語の形式が変わることである。照応または符合といわれることもある。ある語が別の語の文法範疇に応じて屈折する現象といえる。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
致
常用漢字
中学
部首:⾄
10画
“一致”で始まる語句
一致而百慮