“こうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウシン
語句割合
昂進38.6%
庚申17.0%
亢進10.2%
紅唇5.7%
甲辰4.5%
恒心2.3%
孝心2.3%
洪信1.1%
黄信1.1%
功臣1.1%
口唇1.1%
口脣1.1%
後身1.1%
後進1.1%
江心1.1%
甲信1.1%
皎身1.1%
皓身1.1%
耿心1.1%
蛟蜃1.1%
行進1.1%
貢進1.1%
降神1.1%
黄申1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんまりあの男の意志に逆(さか)らうと、心臓が昂進(こうしん)して悪いのですが、お差支(さしつか)えなかったら、あの男を一応帰らしたらと思うんですが——。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
袈裟丸山から温泉(ゆせん)岳に至る上野州国境山脈の山々は、僅に奥白根と庚申(こうしん)山とを除く外は、自分には尽(ことごと)く未知の山である。
望岳都東京 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
医者のことばによると、肺病の劇烈な症状亢進(こうしん)も、やはり知的能力の混乱に影響するとのことである。
まったく十余年の歳月(さいげつ)は、うかうかと夢のごとくに過ぎていった。紅唇(こうしん)いずれの日にか恋愛のために濡(ぬ)るるべき、——と冗談口をたたいた娘は早くも二十一歳になっていた。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
世に誉れ高くまします 烈祖(れっそ)家康公より信牌を賜わり(慶長五年庚子(こうし)和蘭(オランダ)船始めて来り、同十四年己酉(きゆう)七月五日神祖(しんそ)より御朱印を賜う。己酉より今茲(ことし)甲辰(こうしん)に至り二百三十六年なり)
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「恒産(こうさん)あるものは恒心(こうしん)あり。豈(あに)戒(いまし)めざる可けんや」
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
翌日(よくじつ)、真吉(しんきち)は、東京(とうきょう)へ着(つ)くと、すぐにお店(みせ)に帰(かえ)って、昨日(きのう)からのことを正直(しょうじき)に主人(しゅじん)に話(はな)しますと、主人(しゅじん)は、真吉(しんきち)の孝心(こうしん)の深(ふか)いのに感歎(かんたん)しましたが、感情(かんじょう)に委(まか)せて、考(かんが)えなしのことをしてはならぬと
真吉とお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
洪信(こうしん)か。長途、大変であったろう。しかし、龍虎山の虚靖大仙(きょせいたいせん)は、勅をかしこみ、すぐ鶴に乗って都に見えた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで即日、大赦(たいしゃ)の令(れい)を発せられ、施薬(せやく)や施粥(せがゆ)の小屋を辻々におき、なおまた、かくは、臣洪信(こうしん)を遠くにおつかわしあって、当山の虚靖天師(きょせいてんし)に、病魔調伏(ちょうぶく)の祈りを、おん頼みあった次第である。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まず最初に捕まえたのが時遷(じせん)、次に間諜の楊林(ようりん)、それから黄信(こうしん)、王矮虎(おうわいこ)、秦明(しんめい)、鄧飛(とうひ)——どいつもこいつも梁山泊では一トかどなやつばかり
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
文官劉高(りゅうこう)は、元々社交性には富んでいる。武辺一徹な黄信(こうしん)を、公邸の貴賓室(きひんしつ)へ通して、あくまで恐れ入って言った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
駿河臺(するがだい)の紅梅町(こうばいちやう)にその名(な)も薫(か)ほる明治(めいぢ)の功臣(こうしん)、竹村子爵(たけむらししやく)との尊稱(そんしよう)は千軍万馬(せんぐんまんば)のうちに含(ふく)みし、つぼみの花(はな)の開(ひら)けるにや、夫(それ)が次男(じなん)に緑(みどり)とて才識(さいしき)並(な)らび備(そな)はる美少年(びせうねん)
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いずれにしても、肉を生身(なまみ)で食うのが一番美味(うま)いのだから、素人(しろうと)は皮だの腸だのは食わなくてもよい。しかし、頭肉、口唇(こうしん)、雄魚の白子(しらこ)は美味いから、ちりにして味わうべきだ。
河豚は毒魚か (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
赤彦君の安らかな顔貌は一瞬何か笑ふに似た表情を口脣(こうしん)のところにあらはしたが、また元の顔貌に帰つた。その時不二子さん以下の血縁者はかはるがはる立つて赤彦君の口脣を霑(うるほ)した。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
所謂ヌシだ。隣村の千里眼に見てもらったら、旧家主(もとやぬし)の先代のおかみの後身(こうしん)だと云うた。夥しい糞尿をしたり、夜は天井をぞろ/\重い物曳(ひ)きずる様な音をさせてあるく。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
後進(こうしん)が先進を超えて進むのが人世の常であり、これが無くては、世の進歩がある筈はない。綜合的(そうごうてき)な意味においては、父は子よりもまさるかも知れぬ。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
ただ見る 江心(こうしん)に秋月の白きを
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたしの知る限りでも、東京で雷雨の多いのは北多摩(たま)郡の武蔵野町から杉並区の荻窪(おぎくぼ)、阿佐ヶ谷(あさがや)のあたりであるらしい。甲信(こうしん)盆地で発生した雷雲が武蔵野の空を通過して、房総(ぼうそう)の沖へ流れ去る。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すわりなおした源十郎、懐紙をくわえて鞘を払い、しばし乾雲丸の皎身(こうしん)に瞳を細めていたが、やがて
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
白面皓身(こうしん)の夜叉(やしゃ)となって、大空を駆けめぐり、地を埋め、水を消そうとする。……
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「いや悪吏は跋扈(ばっこ)しているが良吏だっているにはいるのだ。君に一点の耿心(こうしん)さえあればいつか天のおたすけもあろう。悪い治世もそうそう長くは続くまいからな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉が竜と化したといっても、それはほんとうの竜ではなく、蛟蜃(こうしん)のたぐいにすぎません。『蛟蜃の竜と化したものは、その寿命わずかに三年にすぎない』
扉(とびら)のまえでは兵隊(へいたい)たちが行進(こうしん)して、ラッパをふいたり、大だいこや小だいこをうちならしていました。お城のなかでは、男爵(だんしゃく)や伯爵(はくしゃく)や公爵(こうしゃく)が、家来(けらい)としていったりきたりしていました。
ただ少なくともこれを薬品として貢進(こうしん)せしめた『延喜式』の頃には、ツスまたはツシタマの名をもって世に知られ、数珠とは関係がなく、むしろ穀物(こくもつ)の粒(つぶ)などという言葉と
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
かかる時はたしかに一段落をなして進歩すべき時機にして、仏教の大悟徹底(たいごてってい)、基督(キリスト)教の降神(こうしん)とその趣(おもむき)を同じくし、心中に一種微妙の愉快を感ぜん。但しかかる事は俳句修学の上に幾度もある事なり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
陳仲挙(ちんちゅうきょ)がまだ立身(りっしん)しない時に、黄申(こうしん)という人の家に止宿(ししゅく)していた。そのうちに、黄家の妻が出産した。