“楊林”の読み方と例文
読み方割合
ようりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楊林ようりんは、管鎗くだやりの使い手とか。先ごろ神行太保しんこうたいほう戴宗たいそうが、その旅路から裴宣はいせんなどとともに、梁山泊へつれて来た新入り仲間の一人である。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まず最初に捕まえたのが時遷じせん、次に間諜の楊林ようりん、それから黄信こうしん王矮虎おうわいこ秦明しんめい鄧飛とうひ——どいつもこいつも梁山泊では一トかどなやつばかり
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
戴宗は、彼にも呪符じゅふを持たせて、大きく腹中の気をくうへぷっと吐くやいな、楊林ようりんの腕をんで飛走しだした。楊林は驚いた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)