“施薬”の読み方と例文
旧字:施藥
読み方割合
せやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
施薬せやく等を事業とする施薬院、一切の男女の無縁の病者を寄宿せしめて「師長父母」のごとくに愛撫し療病することを事業とする療病院、貧窮の孤独
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そこで即日、大赦たいしゃれいを発せられ、施薬せやく施粥せがゆの小屋を辻々におき、なおまた、かくは、臣洪信こうしんを遠くにおつかわしあって、当山の虚靖天師きょせいてんしに、病魔調伏ちょうぶくの祈りを、おん頼みあった次第である。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
開城の日はほとんど、そうした餓鬼振舞がきぶるまいと、施薬せやくなどに暮れてしまった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)