“大赦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいしゃ78.6%
たいしや7.1%
だいしや7.1%
みゆるし7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちにあたかも大赦たいしゃに逢って、呉は赦されて家に帰った。その後も子孫繁昌して、彼は八十歳までも長命して天寿をまっとうした。
相續さうぞくなさしめ銀五郎と名乘今に繁昌はんじやうなしけるぞお早親子は年立て後上の大赦たいしやに逢ひ島より歸りしが傳吉之れもあはれみ厚く世話なせしに惡人あくにんのお早親子も傳吉がとくかんじ先非を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まことに朕が訓導くんだうあきらかならざるにりて、民多く罪に入れり。めは一人ひとりに在り。兆庶てうしよあづかるにあらず。宜しく寛宥くわんいうを存せ令めて仁寿にんじゆのぼらせ、瑕穢かゑたらしてみずかあらたにする事を許すべし。天下に大赦だいしやし。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
そしてわれらのとなえる“天ニカワッテ道ヲ行ウ”その志を遂げるには、天子の大赦みゆるしをえて、勅の下に働かねば、どうしても、誠の働きは発揮しえないからでもあるのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)