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大赦
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たいしゃ
ふりがな文庫
“
大赦
(
たいしゃ
)” の例文
そのうちにあたかも
大赦
(
たいしゃ
)
に逢って、呉は赦されて家に帰った。その後も子孫繁昌して、彼は八十歳までも長命して天寿をまっとうした。
中国怪奇小説集:08 録異記(五代)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「将門の罪は、厳罰に値するが、折ふし、天皇御元服の
大赦
(
たいしゃ
)
あるによって、赦免、仰せつけられる。帰国して、謹慎を示すがいい」
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そういう正香は諒闇の年を迎えると共に
大赦
(
たいしゃ
)
にあって、多年世を忍んでいた
流浪
(
るろう
)
の
境涯
(
きょうがい
)
を脱し、もう一度京都へとこころざす旅立ちの途中にある。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
六 憲法発布と
大赦
(
たいしゃ
)
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
彼はそこから抜け出して、一旦の命を生きのびて、しばらく潜伏しているうちに、測らずも
大赦
(
たいしゃ
)
に逢って
青天白日
(
せいてんはくじつ
)
の身となった。
中国怪奇小説集:03 捜神記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
去年
(
こぞ
)
の暮、
大赦
(
たいしゃ
)
の令に、追捕の罪名からは、解かれましたが、五年前、
袈裟
(
けさ
)
を殺して、行方をくらました武者盛遠のことです。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのほか、王朗の司徒、陳群の司空、
華歆
(
かきん
)
の大尉などが重なるところであるが、なお文官武官の多数に対しても、
叙爵
(
じょしゃく
)
進級が行われ、天下
大赦
(
たいしゃ
)
の令も布かれた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は天下に
大赦
(
たいしゃ
)
の令をくだすことを
勧
(
すす
)
めて、皇帝もそれにしたがった。その晩に、太史がまた奏上した。
中国怪奇小説集:05 酉陽雑爼(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
大赦
(
たいしゃ
)
の令が発せられ、国中みな、昭烈皇帝の遺徳をたたえ、また新帝の治世に、その余光あれと祈った。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
のみならず、この一年の間に、
大赦
(
たいしゃ
)
の令が出た。特に、五代綱吉の治代に、例の、畜類違犯で獄中にあったり、その起因による
罪人
(
つみびと
)
は、一人あまさず、
赦免
(
しゃめん
)
になった。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのうちに天下
大赦
(
たいしゃ
)
の日でも来たら、晴れてまた、お目にかかろうじゃありませんか
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで即日、
大赦
(
たいしゃ
)
の
令
(
れい
)
を発せられ、
施薬
(
せやく
)
や
施粥
(
せがゆ
)
の小屋を辻々におき、なおまた、かくは、臣
洪信
(
こうしん
)
を遠くにおつかわしあって、当山の
虚靖天師
(
きょせいてんし
)
に、病魔
調伏
(
ちょうぶく
)
の祈りを、おん頼みあった次第である。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
武昌の南郊に盛大な壇をきずいて、大礼の式典を行い、天下に
大赦
(
たいしゃ
)
を令し、即日、
黄武
(
こうぶ
)
八年の年号を、
黄龍
(
こうりゅう
)
元年とあらため、先王
孫堅
(
そんけん
)
に対しては、
武烈
(
ぶれつ
)
皇帝と
諡
(
おくりな
)
して、ここに、呉皇帝の即位は終った。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのうちに、天下
大赦
(
たいしゃ
)
の令があった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
赦
常用漢字
中学
部首:⾚
11画
“大赦”で始まる語句
大赦令
大赦文
大赦特赦減刑及復権