“せやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
施薬80.0%
施藥20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
開城の日はほとんど、そうした餓鬼振舞がきぶるまいと、施薬せやくなどに暮れてしまった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弘法大師こうぼうだいし御夢想ごむそうぐすり鼻神湯びしんとう。一ぷうしゅ、貧者施薬せやく当山とうざん別当べっとう
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見たる其時より懇意こんいの者へ頼んで置たが何分にも急場の事故かし呉人くれて一寸ちよつとなく殊に此程は何や斯や不時ふじの物入續きがちにて夫にかねての心願にて人のいやがる貧家ひんかの病人療治れうぢ勿論もちろん施藥せやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)