“かうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孝心31.3%
庚申31.3%
亢進6.3%
孝信6.3%
昂進6.3%
更新6.3%
蛟蜃6.3%
行進6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弥左ヱ門が雪頽なだれに熊を得たるは金一釜きんいつふ掘得ほりえたる孝子かうしにもすべく、年頃としごろ孝心かうしんてんのあはれみ玉ひしならんと人々しやうしけりと友人いうじん谷鴬翁こくあうをうがかたりき。
今まで押入られる先を警戒して、何時でも出し拔かれた平次は、その日は宵から庚申かうしん横町の外、駄菓子屋の店を借りて張り込むことにしたのです。
そして氣になる位心悸しんき亢進かうしんして、腕のあたりにあせがジメ/\することもあツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
されど世にあらせ給ふほどは孝信かうしんをまもりて、六〇ゆめいろにも出さざりしを、かくれさせ給ひてはいつまでありなんと、たけきこころざしをおこせしなり。
になつて痙攣けいれん間斷かんだんなく發作ほつさした。熱度ねつど非常ひじやう昂進かうしんした。液體えきたいの一てきをも攝取せつしゆすることが出來できないにもかゝはらず、みだれたかみごとつたひておちるかとおもふやうにあせたまをなしてれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
このやうに改善され、暫くたつ内に、學校はほんたうに有用な品位あるものとなつた。私は、更新かうしんの後八年間——六年は生徒として二年は教師として、こゝに留つてゐた。
一四九りようして太虚みそらのぼり、地中ちちゆうをわすれたるならずや。秀吉竜と化したれども一五〇蛟蜃かうしんたぐひなり。一五一蛟蜃の竜と化したるは、寿いのちわづかに三歳みとせを過ぎずと。これもはた後なからんか。
きりふかい六ぐわつよるだつた。丁度ちやうどはら出張演習しゆつちやうえんしふ途上とじやうのことで、ながい四れつ縱隊じうたいつくつた我我われわれのA歩兵ほへい聯隊れんたいはC街道かいだうきたきたへと行進かうしんしてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)