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庚申
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かうしん
ふりがな文庫
“
庚申
(
かうしん
)” の例文
庚申
(
かうしん
)
橋とかいふ橋の下に大小紅紫いろいろの友禪の半襟を綱に弔るして居たのが、如何にも春らしく京都らしく好い氣持であつた。
京阪聞見録
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
今まで押入られる先を警戒して、何時でも出し拔かれた平次は、その日は宵から
庚申
(
かうしん
)
横町の外、駄菓子屋の店を借りて張り込むことにしたのです。
銭形平次捕物控:042 庚申横町
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
目的
(
めあて
)
の
海岸
(
かいがん
)
——
某地
(
ぼうち
)
に
着
(
つ
)
くと、
海
(
うみ
)
を
三方
(
さんぱう
)
——
見晴
(
みはら
)
して、
旅館
(
りよくわん
)
の
背後
(
うしろ
)
に
山
(
やま
)
がある。
上
(
うへ
)
に
庚申
(
かうしん
)
のほこらがあると
聞
(
き
)
く。……
町並
(
まちなみ
)
、また
漁村
(
ぎよそん
)
の
屋根
(
やね
)
を、
隨處
(
ずゐしよ
)
に
包
(
つゝ
)
んだ
波状
(
はじやう
)
の
樹立
(
こだち
)
のたゝずまひ。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それから
小舎
(
こや
)
に帰って寝ましたがね、いゝ晩なんです、すっかり晴れて
庚申
(
かうしん
)
さんなども実にはっきり見えてるんです。あしたは霜がひどいぞ、砂利も悪くすると凍るぞって云ひながら、寝たんです。
化物丁場
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
刀の大小を並べたり、賽の目や、太鼓や、田植ゑ笠や、塔や、いろ/\のものを畫いて、
庚申
(
かうしん
)
は何月何日、
社日
(
しやにち
)
は何時、彼岸は何日と判じて讀ませるのです。
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「知つてますよ親分、これは名題の
庚申
(
かうしん
)
横町ぢやありませんか」
銭形平次捕物控:042 庚申横町
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“庚申”の意味
《名詞》
干支の一つ。干支の57番目。
(出典:Wiktionary)
“庚申”の解説
庚申(かのえさる、こうきんのさる、こうしん)は、干支の一つ。
干支の組み合わせの57番目で、前は己未、次は辛酉である。陰陽五行では、十干の庚は陽の金、十二支の申は陽の金で、比和である。
(出典:Wikipedia)
庚
漢検準1級
部首:⼴
8画
申
常用漢字
小3
部首:⽥
5画
“庚申”で始まる語句
庚申塚
庚申堂
庚申山
庚申薔薇
庚申講
庚申待
庚申塔
庚申像
庚申縁起
庚申青面金剛像