私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼らはいつもそれを望みながら永久にそれを得ないでいる。すなわち、政府を顛覆することと、ズボンを仕立て直すこと。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス (新字新仮名) / ヴィクトル・ユゴー(著)
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
そのあいだを、竹や丸太を船べりから水面へ組み出して、顛覆を防いでいるセイロン島の土人舟が、何か大声に叫びかわしながら漕ぎ廻っているのだ。
踊る地平線:12 海のモザイク (新字新仮名) / 谷譲次(著)
成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について (新字新仮名) / 石河幹明(著)
顛覆した機関車の下敷にされたもの、その犠牲は私たちのこれまで想像していた以上にひどく大きい。
指導物語:或る国鉄機関士の述懐 (新字新仮名) / 上田広(著)
何が私をこうさせたか:――獄中手記―― (新字新仮名) / 金子ふみ子(著)
そこへ、ブリッジから、非番になったコーターマスターがおりて来て、ボースンの伝馬が、巻き浪に巻き込まれて顛覆したが、人命だけは人足に救われたことを知らせた。
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
中国怪奇小説集:13 輟耕録(明) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それから「不人情」の一語は何よりも私の全人格を顛覆せしめるものです。
婦人改造の基礎的考察 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
武州公秘話:01 武州公秘話 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
電車の車輪にしかせてペチヤンコにしたり(彼はそれでナイフを作らうとしたのである)石を積みあげて、食物や道具を一ぱい載せてゐるにちがひない貨物車の顛覆を企てたことがある位だから
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
イエスは手をかけて、彼らの台を顛覆し給います。
イエス伝:マルコ伝による (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王政からの古い連隊は、王政顛覆後もなおその地方の名前を捨てないでいて、旅団に編成されたのはようやく一七九四年のことだったのである。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス (新字新仮名) / ヴィクトル・ユゴー(著)
これが習慣になれば、他の一切の現象界の習慣は顛覆していく。あるいは、農民の心の中の習慣は、これで何もかも顛覆しているのかもしれない。
夜の靴:――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) (新字新仮名) / 横光利一(著)
それを無理に掴もうとすれば、ボウトは顛覆したに相違ない。私は知っている。そうやって人を呑もうとするのが、湖水の精のあの花だったから——。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)