“有隣”の読み方と例文
読み方割合
ゆうりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呪詛じゅそと嫉妬の声が、次第に集って、大楽だいらく源太郎、富永有隣ゆうりん小河真文おがわまさぶみ古松簡二ふるまつかんじ、高田源兵衛、初岡敬治、岡崎恭輔きょうすけなぞの政府顛覆てんぷくを計る陰謀血盟団が先ず徐々に動き出した。
流行暗殺節 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
と、典医たちも狼狽して、ようやく自分たちの手におえない重患とさとり、協議のすえ、当時、町医ではあるが外科の第一と評判のある医僧有隣ゆうりんという者をよんでとくさせた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)