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『赤い部屋』
ふりがな文庫
『
赤い部屋
(
あかいへや
)
』
異常な興奮を求めて集った、七人のしかつめらしい男が(私もその中の一人だった)態々其為にしつらえた「赤い部屋」の、緋色の天鵞絨で張った深い肘掛椅子に凭れ込んで、今晩の話手が何事か怪異な物語を話し出すのを、今か今かと待構えていた。 七人の真中に …
著者
江戸川乱歩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」博文館、1925(大正14)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約37分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
間
(
うち
)
真実
(
まったく
)
紅
(
か
)
定
(
じょう
)
止
(
とど
)
丈
(
だけ
)
免
(
のが
)
前
(
ぜん
)
嘗
(
か
)
或
(
あるい
)
潜
(
もぐ
)
過
(
すぎ
)
丈
(
だ
)
三挺
(
さんちょう
)
之
(
こ
)
仮令
(
たとえ
)
廻
(
めぐ
)
得
(
う
)
惹起
(
ひきおこ
)
態
(
わざ
)
暇
(
ひま
)
此上
(
このうえ
)
犠牲
(
いけにえ
)
疑
(
うたがい
)
疾風
(
しっぷう
)
耽
(
ふ
)
計
(
ばか
)
醒
(
さま
)
阿片
(
アヘン
)
限
(
き
)
陥穽
(
おとしあな
)
骨
(
こつ
)
齎
(
もた
)
一再
(
いっさい
)
一寸
(
ちょっと
)
了
(
しま
)
予
(
あらかじ
)
云
(
い
)
亦
(
また
)
以
(
もっ
)
仲々
(
なかなか
)
伽噺
(
とぎばなし
)
何人
(
なんぴと
)
併
(
しか
)
俥
(
くるま
)
側
(
そば
)
僅
(
わず
)
儘
(
まま
)
光景
(
ありさま
)
兎
(
と
)
全
(
まった
)
其他
(
そのた
)
其為
(
そのため
)
処
(
ところ
)
凭
(
もた
)
出入
(
でいり
)
刺戟
(
しげき
)
副
(
そ
)
十分
(
じゅうぶん
)
却
(
かえ
)
却々
(
なかなか
)
厭
(
いや
)
取縋
(
とりすが
)
可也
(
かなり
)
呉
(
く
)
味
(
あじわ
)
咄嗟
(
とっさ
)
咎
(
とが
)
唸声
(
うなりごえ
)
垂絹
(
たれぎぬ
)
声色
(
こわいろ
)
外
(
ほか
)
夥
(
おびただ
)
夫々
(
それぞれ
)
如何
(
いか
)
婆
(
ばあ
)
定
(
き
)
幽
(
かす
)
床
(
とこ
)
弁
(
わきま
)
弾丸
(
たま
)
待構
(
まちかま
)
御免
(
ごめん
)
忽
(
たちま
)
恨
(
うら
)
悉
(
ことごと
)
悔悟
(
かいご
)
態々
(
わざわざ
)
慰
(
なぐさ
)
懺悔
(
ざんげ
)
所行
(
しょぎょう
)
拘
(
かかわ
)
按摩
(
あんま
)
敷
(
し
)
斯様
(
かよう
)
暫
(
しばら
)
曝露
(
ばくろ
)
杖
(
つえ
)
案
(
あん
)
横
(
よこた
)