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破損
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はそん
ふりがな文庫
“
破損
(
はそん
)” の例文
『
何
(
なに
)
か
變
(
かは
)
つた
事
(
こと
)
でも
起
(
おこ
)
りましたか、
若
(
も
)
しや、
昨夜
(
さくや
)
の
海嘯
(
つなみ
)
のために、
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
に
破損
(
はそん
)
でも
生
(
せう
)
じたのではありませんか。』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
また
石器時代
(
せつきじだい
)
の
人
(
ひと
)
も
一度
(
いちど
)
石器
(
せつき
)
が
破損
(
はそん
)
した
場合
(
ばあひ
)
には、たいてい
捨
(
す
)
てゝしまひ、これを
改造
(
かいぞう
)
するようなことはなかつた。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
ふたりは
前檣
(
ぜんしょう
)
の下へきて、その
破損
(
はそん
)
の
個所
(
かしょ
)
をあらためてみると、帆は上方のなわが
断
(
き
)
れているが、下のほうだけがさいわいに、
帆桁
(
ほげた
)
にむすびついてあった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
蜘蛛
(
くも
)
のようにその肩から六本の手を出したこの異様な偶像は、あたりの静寂を一層強めるばかりでなく、その
破損
(
はそん
)
磨滅
(
まめつ
)
の彫刻が、荒廃の跡に対して
誰
(
た
)
れもが感ずる
曇天
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そのほか
道路
(
どうろ
)
の
破損
(
はそん
)
、
橋
(
はし
)
の
流
(
なが
)
れおちたもの
等
(
など
)
を
加
(
くは
)
へて、
總損失
(
そうそんしつ
)
一億一千三百餘萬圓
(
いちおくいつせんさんびやくよまんえん
)
、その
復舊費
(
ふつきゆうひ
)
二千四百餘萬圓
(
にせんしひやくよまんえん
)
を
入
(
い
)
れると
合計
(
ごうけい
)
一億三千七百餘萬圓
(
いちおくさんぜんしちひやくよまんえん
)
といふ
計算
(
けいさん
)
でした。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
▼ もっと見る
入れ則ち借主は常樂院請人は紅屋庄藏として
調印
(
てういん
)
し
宿老
(
しゆくらう
)
へも相屆け
萬端
(
ばんたん
)
事も相濟たれば常樂院は
尚
(
なほ
)
も紅屋方に
逗留
(
とうりう
)
し翌日より大工
泥工
(
さくわん
)
の
諸職人
(
しよしよくにん
)
を雇ひ
破損
(
はそん
)
の處は
修復
(
しゆふく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
普通
(
ふつう
)
に
出來
(
でき
)
てゐる
水道鐵管
(
すいどうてつかん
)
は、
地震
(
ぢしん
)
によつて
破損
(
はそん
)
し
易
(
やす
)
い。
啻
(
たゞ
)
に
大地震
(
だいぢしん
)
のみならず、
一寸
(
ちよつと
)
した
強
(
つよ
)
い
地震
(
ぢしん
)
にもさうである。
特
(
とく
)
に
地盤
(
ぢばん
)
の
弱
(
よわ
)
い
市街地
(
しがいち
)
に
於
(
おい
)
てはそれが
著明
(
ちよめい
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
堂
(
だう
)
の
書附
(
かきつけ
)
には
故将堂
(
こしやうだう
)
とあり、
大
(
おほき
)
さ
纔
(
わづか
)
に
二間四方許
(
にけんしはうばかり
)
の
小堂
(
せうだう
)
なり、
本尊
(
ほんぞん
)
だに
右
(
みぎ
)
の
如
(
ごと
)
くなれば、
此小堂
(
このせうだう
)
の
破損
(
はそん
)
はいふ
迄
(
まで
)
もなし、やう/\に
縁
(
えん
)
にあがり
見
(
み
)
るに、
内
(
うち
)
に
仏
(
ほとけ
)
とてもなく
甲冑堂
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
やれやれ! 何も知らないお客さんが、十
銭玉
(
せんだま
)
を
加平
(
かへい
)
の手ににぎらせて、自転車にのっていってしまうと、ふたりはポンプの
破損
(
はそん
)
という大きな
壁
(
かべ
)
のような
罪
(
つみ
)
に面と向かわねばならなかった。
空気ポンプ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
其都度
(
そのつど
)
紛失物
(
ふんしつもの
)
が
出來
(
でき
)
ますやら
品物
(
しなもの
)
の
破損
(
はそん
)
などは
夥
(
おびたゞ
)
しい
事
(
こと
)
で、
何
(
ど
)
うすれば
此樣
(
こん
)
なに
不人情
(
ふにんじやう
)
の
者
(
もの
)
ばかり
寄合
(
よりあ
)
ふのか、
世間一體
(
せけんいつたい
)
が
此樣
(
このやう
)
に
不人情
(
ふにんじやう
)
なものか、それとも
私
(
わたし
)
一人
(
ひとり
)
を
歎
(
なげ
)
かせやうといふので
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
この
土器
(
どき
)
も
石器
(
せつき
)
と
同
(
おな
)
じように、あるひは
石器
(
せつき
)
よりもより
以上
(
いじよう
)
に、
一度
(
いちど
)
破損
(
はそん
)
した
場合
(
ばあひ
)
はとうてい
修繕
(
しゆうぜん
)
が
出來
(
でき
)
ない。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
十、
餘震
(
よしん
)
は
其最大
(
そのさいだい
)
なるものも
最初
(
さいしよ
)
の
大地震
(
だいぢしん
)
の
十分
(
じゆうぶん
)
の
一
(
いち
)
以下
(
いか
)
の
勢力
(
せいりよく
)
である。
最初
(
さいしよ
)
の
大地震
(
だいぢしん
)
を
凌
(
しの
)
ぎ
得
(
え
)
た
木造家屋
(
もくぞうかおく
)
は、たとひ
多少
(
たしよう
)
の
破損
(
はそん
)
をなしても、
餘震
(
よしん
)
に
對
(
たい
)
しては
安全
(
あんぜん
)
であらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
雪
(
ゆき
)
なだれとは、
傾斜地
(
けいしやち
)
に
積
(
つも
)
つた
雪
(
ゆき
)
が、
春
(
はる
)
暖
(
あたゝ
)
かくなつたために、
下側
(
したがは
)
の
地面
(
じめん
)
に
氷結
(
ひようけつ
)
した
部分
(
ぶぶん
)
が
急
(
きゆう
)
に
溶
(
と
)
けるのでもつて、
急
(
きゆう
)
に
滑
(
すべ
)
り
落
(
お
)
ちるもので、そのために
山麓
(
さんろく
)
の
人畜
(
じんちく
)
、
農地
(
のうち
)
、
道路等
(
どうろなど
)
を
破損
(
はそん
)
し、
土砂
(
どしや
)
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
貝塚
(
かひづか
)
の
中
(
なか
)
からは
貝殼
(
かひがら
)
や
骨
(
ほね
)
のようなものゝ
他
(
ほか
)
に、その
時分
(
じぶん
)
の
人間
(
にんげん
)
が
使用
(
しよう
)
してゐた
石器
(
せつき
)
だとか
骨器
(
こつき
)
だとか、また
土器
(
どき
)
だとかの
破損
(
はそん
)
してすてられたものや、あるひは
遺失
(
いしつ
)
したものなどが
發見
(
はつけん
)
せられます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
損
常用漢字
小5
部首:⼿
13画
“破損”で始まる語句
破損所