“はそん”の漢字の書き方と例文
語句割合
破損100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蜘蛛くものようにその肩から六本の手を出したこの異様な偶像は、あたりの静寂を一層強めるばかりでなく、その破損はそん磨滅まめつの彫刻が、荒廃の跡に対してれもが感ずる
曇天 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そのほか道路どうろ破損はそんはしながれおちたものなどくはへて、總損失そうそんしつ一億一千三百餘萬圓いちおくいつせんさんびやくよまんえん、その復舊費ふつきゆうひ二千四百餘萬圓にせんしひやくよまんえんれると合計ごうけい一億三千七百餘萬圓いちおくさんぜんしちひやくよまんえんといふ計算けいさんでした。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
入れ則ち借主は常樂院請人は紅屋庄藏として調印てういん宿老しゆくらうへも相屆け萬端ばんたん事も相濟たれば常樂院はなほも紅屋方に逗留とうりうし翌日より大工泥工さくわん諸職人しよしよくにんを雇ひ破損はそんの處は修復しゆふく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)