“銭玉”の読み方と例文
読み方割合
せんだま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたりは、やあ公が十銭玉せんだまをいつもの手さげ金庫にちゃりんとほうりこんだのをしおに、にげ出すような気持ちで店を出た。もうここへはこんりんざいこないと正九郎は思った。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
やれやれ! 何も知らないお客さんが、十銭玉せんだま加平かへいの手ににぎらせて、自転車にのっていってしまうと、ふたりはポンプの破損はそんという大きなかべのようなつみに面と向かわねばならなかった。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)