おが)” の例文
新字:
うれしさむねなかにおさへがたく、かげながらおがんでてもいほどのかたじけさなれど、つく/″\うへおもひまするに、貴郎あなたはこれよりいやます/\の御出世ごしゆつせあそばして
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おがまぬばかりにあはせた。
おがまぬ牢屋ろうやなかで、 
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
なかがチイチとおしおが
赤い旗 (旧字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
やとおもへばがな一日いちにちごろ/\としてけぶりのやうにくらしてまする、貴孃あなた相變あいかはらずのうつくしさ、奧樣おくさまにおりなされたといたときからそれでも一おがこと出來できるか
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
よくおが
本部の段々で (旧字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
持病ぢびやうといふのはれかと切込きりこまれて、まあ其樣そんところでござんせう、お醫者樣ゐしやさまでも草津くさつでもと薄淋うすさびしくわらつてるに、御本尊ごほんぞんおがみたいな俳優やくしやつたられのところだといへば
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ちらり姿すがたなつすだれごしくやれゆゑしみてか藥師やくしさまの御縁日ごゑんにちにそヾろあるきをするでもなく、ひとまちがほ立姿たちすがたかどにおがみしこともなけれど美人びじんこの近傍かいわいにかくれなしとくは
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おがみますとこゝろからいて、このある甲斐かひなき活計くらしかぞへれば、らうのゝしられしことはらたゝしく、おためごかしの夜學沙汰やがくさたは、れを留守るすにしてたのしみをおもゆゑぞと一にくやしく
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いろ淺黒あさぐろ面長おもながで、ひんいといふではいか、おまへ親方おやかたかわりにおともまをすこともある、おがんだことるかとへば、だん格子戸かうしどすゞおとがするとぼつちやんが先立さきだちして
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ぢやうさまがたはには追羽子おひはご餘念よねんなく、小僧こざうどのはまだお使つかひよりかへらず、おはりは二かいにてしかもつんぼなれば子細しさいなし、若旦那わかだんなはとればお居間いま炬燵こたついまゆめ眞最中まつたゞなかおがみまするかみさまほとけさま
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)