“おが”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オガ
語句割合
75.9%
8.3%
男鹿5.6%
大鋸1.9%
成長1.9%
0.9%
拝謝0.9%
牡鹿0.9%
継母0.9%
0.9%
英賀0.9%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といって、くわしくみちおしえてくれました。ぼうさんはなみだをこぼして、わせておがみながら、ころがるようにしてげていきました。
人馬 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
男鹿おが半島あたりでは、男が沖へ出たあとを、女ばかりの消防団まで出来ている。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
大鋸おがひきや、こむら、ひかがみ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
「虔十、あそごは杉植ぇでも成長おがらなぃところだ。それより少し田でも打ってけろ。」
虔十公園林 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
星がひらめいていれば、明日の好霽こうせいぼくされるので、おがむようにして悦ぶ、その次にのぞくと、星どころではない、漆黒の空である、人の心も泣き出しそうになる、しかし暁天までには
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
両人ともに言葉なくただ平伏ひれふして拝謝おがみけるが、それより宝塔とこしなえに天にそびえて、西よりれば飛檐ひえんある時素月を吐き、東より望めば勾欄こうらん夕べに紅日を呑んで、百有余年の今になるまで
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ここは出羽でわの国最上もがみこおりから、牡鹿おがの郡へぬける裏山道のうち、もっともけわしいといわれるやぐら峠である。
峠の手毬唄 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
爺様じんつぁま継母おがさんは、(家のごどは考えねで、自分ばり楽するごと考えでる)って言うげっとも、俺は稼いだって大したごとも出来ねえから、何が外のごって……」
緑の芽 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
何ぼ何食っておがったからって
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
井上外記は播磨はりま英賀おが城主井上九郎右衛門の孫で、外記流の流祖である。
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
政吉 (陸へ飛びあがり)治平さん、何でえその恰好は、ああ眼えおがくずでもはいったか。
中山七里 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)