“遙拜”の読み方と例文
新字:遙拝
読み方割合
えうはい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さては身延みのぶ參詣さんけいをするのであつたか。遙拜えうはいしつゝ、わたしたちは、いまさらながら二人ふたりを、なみだぐましく見送みおくつた。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かけ用人無事に紀州表の取調とりしら行屆ゆきとゞき候樣丹誠たんせいこらし晝は一間に閉籠とぢこもりて佛菩薩ぶつぼさつ祈念きねんし別しては紀州の豐川とよかは稻荷いなり大明神だいみやうじん遙拜えうはいし晝夜の信心しんじんすこしも餘念よねんなかりしにかゝる處へ伊豆守殿より使者ししや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あまりのうれしさに、ゆき一度いちどつかへて、鎭守ちんじゆはう遙拜えうはいしつゝ、たてものの、はひりました。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)