年生ねんせい)” の例文
先生せんせいぼくたちのひろったすずめを、だまってっていこうとするから、いけないのです。」と、青木あおきが、六年生ねんせい行為こうい非難ひなんしました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それからまたねんばかりつたら、叔父をぢ安之助やすのすけ大學だいがく卒業そつげふして、小六ころく高等學校かうとうがくかうの二年生ねんせいになつた。叔母をば安之助やすのすけ一所いつしよなか六番町なかろくばんちやううつつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それからすみれ蒲公英たんぽぽ桔梗ききょう女郎花おみなえしきく……一年生ねんせい草花くさばなせいは、いずれもみな小供こども姿すがたをしたものばかり、形態なり小柄こがらで、のさめるようないろ模様もよう衣裳いしょうをつけてりました。
「そんなものを、教室きょうしつってはいっては、いけないな。」と、おっしゃいました。六年生ねんせいは、それろといわぬばかりのかおつきをしました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「どうして、こんなとおいところまで、遠足えんそくにいらしたのだろう? きっと来年らいねん卒業そつぎょうする六年生ねんせいかもしれない。どれ、はしっていってよう。」
丘の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「やはり、それがいい。」と、青木あおきも、小田おだも、賛成さんせいしました。六年生ねんせい二人ふたりは、反対はんたいしなかったが、だまっていました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いいんですね。まえをきましたか。今年ことしから二年生ねんせいですよ。」と、おかあさんが注意ちゅういをなさいますと、しょうちゃんは
ボールの行方 (新字新仮名) / 小川未明(著)
昨日きのうあたりから、あたたかなかぜが、きはじめました。もうはるがやってくるのです。吉雄よしお学年試験がくねんしけんわって、来月らいげつからは六年生ねんせいになるのでした。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、あき運動会うんどうかいであった。それは、自分じぶんが六年生ねんせいのときであったが、徒歩競争とほきょうそうるのをおかあさんは、やはり、あのさくらしたってていられた。
汽車は走る (新字新仮名) / 小川未明(著)
いま、正吉しょうきちさんは、中学ちゅうがくの二年生ねんせいで、吉雄よしおさんは、今年ことし中学ちゅうがくえてうえ学校がっこうはいったのであります。
幼き日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
となりゆうちゃんがきて、かんぶなをりにいかないかとさそった。ゆうちゃんは、中学ちゅうがくの三年生ねんせいだ。
ある少年の正月の日記 (新字新仮名) / 小川未明(著)
りょうちゃんは、いま中学ちゅうがくの一年生ねんせいです。ある学校がっこうからかえると、おかあさんにかって
少年の日二景 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ことし三年生ねんせいになったいもうとが、まだ自分じぶんのすわるつくえっていないので、いつもちゃのちゃぶだいや、えんがわで、かばんからほんして、勉強べんきょうしているのをて、ははは、かわいそうにおもって
時計と窓の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼく今年ことし年生ねんせいだ。いちばん修身しゅうしん歴史れきしきだよ。きみは? ……」
海の少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かあさんは、ったのことをおもしていられました。それはまだりょうちゃんが、小学しょうがく年生ねんせいごろのことであります。事変前じへんまえで、まちには、お菓子かしもいろいろあれば、たまごなどもたくさんありました。
少年の日二景 (新字新仮名) / 小川未明(著)
やきゅうぼうを かぶった かわいらしい 一年生ねんせいの ちいさい が、学校がっこうの かえりに、ももの はなを もって いると、あたまの おおきい つよそうな が、その はなを よこせと いったの。
うみぼうずと おひめさま (新字新仮名) / 小川未明(著)
「三年生ねんせいになったのですから、あたらしいのをていらっしゃい。」
小さな妹をつれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、あの なら 三年生ねんせいの きゅうちょうだよ。」
うみぼうずと おひめさま (新字新仮名) / 小川未明(著)
「五年生ねんせい。」
春さきの朝のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)