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多年
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たねん
ふりがな文庫
“
多年
(
たねん
)” の例文
會
(
くわい
)
の
名
(
な
)
は——
會費
(
くわいひ
)
が
九圓九十九錢
(
きうゑんきうじふきうせん
)
なるに
起因
(
きいん
)
する。
震災後
(
しんさいご
)
、
多年
(
たねん
)
中絶
(
ちうぜつ
)
して
居
(
ゐ
)
たのが、
頃日
(
このごろ
)
區劃整理
(
くくわくせいり
)
に
及
(
およ
)
ばず、
工事
(
こうじ
)
なしに
復興
(
ふくこう
)
した。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此點
(
このてん
)
に
付
(
つい
)
ては
國民
(
こくみん
)
一
般
(
ぱん
)
に
愬
(
うつた
)
へて、さうして
國民
(
こくみん
)
と
共
(
とも
)
に
此
(
こ
)
の
多年
(
たねん
)
解決
(
かいけつ
)
の
出來
(
でき
)
なかつた
大問題
(
だいもんだい
)
を
解決
(
かいけつ
)
する
方策
(
ほうさく
)
を
立
(
た
)
てたのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
そう
言
(
い
)
われるお
爺
(
じい
)
さんのお
顔
(
かお
)
には、
多年
(
たねん
)
手
(
て
)
がけた
教
(
おし
)
え
児
(
ご
)
の
身
(
み
)
の
振
(
ふ
)
り
方
(
かた
)
のついたのを
心
(
こころ
)
から
歓
(
よろこ
)
ぶと
言
(
い
)
った、
慈愛
(
じあい
)
と
安心
(
あんしん
)
の
色
(
いろ
)
が
湛
(
ただよ
)
って
居
(
お
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
宗助
(
そうすけ
)
と
一所
(
いつしよ
)
になつて
以來
(
いらい
)
、
御米
(
およね
)
の
毎日
(
まいにち
)
膳
(
ぜん
)
を
共
(
とも
)
にしたものは、
夫
(
をつと
)
より
外
(
ほか
)
になかつた。
夫
(
をつと
)
の
留守
(
るす
)
の
時
(
とき
)
は、たゞ
獨
(
ひと
)
り
箸
(
はし
)
を
執
(
と
)
るのが
多年
(
たねん
)
の
習慣
(
ならはし
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
然
(
され
)
ば嘉川主税之助
家來
(
けらい
)
安間平左衞門の兩人は
多年
(
たねん
)
の
積惡
(
せきあく
)
一時に
顯
(
あらは
)
れ又々此度
再應
(
さいおう
)
の吟味に及ばれける處に安間平左衞門はとても
遁
(
のが
)
れぬ處と
覺悟
(
かくご
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
それなら、
大学
(
だいがく
)
の
研究室
(
けんきゅうしつ
)
へ
寄付
(
きふ
)
していただきましょう。ひじょうに、
有益
(
ゆうえき
)
な
研究資料
(
けんきゅうしりょう
)
となるのです。
私
(
わたし
)
が、
多年
(
たねん
)
探
(
さが
)
していたものが
手
(
て
)
に
入
(
はい
)
って、うれしいのです。
銀河の下の町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
遺骨
(
ゐこつ
)
は三四
體
(
たい
)
、
合葬
(
がつそう
)
した
形跡
(
けいせき
)
がある。
其所
(
そこ
)
にも
此所
(
こゝ
)
にも
人骨
(
じんこつ
)
が
横
(
よこた
)
はつて
居
(
ゐ
)
るが、
多年
(
たねん
)
泥水
(
どろみづ
)
に
浸
(
した
)
されて
居
(
ゐ
)
たので、
手
(
て
)
に
觸
(
ふ
)
れると
宛然
(
まるで
)
泥
(
どろ
)
の
如
(
ごど
)
く、
形
(
かたち
)
を
全
(
まつた
)
く
取上
(
とりあ
)
げる
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ぬ。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
中でも兄は、これで
多年
(
たねん
)
の志が遂げられたやうな気がした。東京に行きさへすれば、どんな目的でも達せられる。
何
(
ど
)
んな
豪
(
えら
)
い人にでもなれる。馬車に乗るやうな立派な人にもなれる。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
元来野蛮の蒙古人が山奥に棲むこと
多年
(
たねん
)
、
其
(
そ
)
のますます蛮化したのは
怪
(
あやし
)
むに足らぬ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
『コレコレ、
汝
(
そち
)
は
何
(
なん
)
の
為
(
た
)
めに
多年
(
たねん
)
精神統一
(
せいしんとういつ
)
の
修行
(
しゅぎょう
)
をしたのじゃ。
統一
(
とういつ
)
というものは
斯
(
こ
)
うした
場合
(
ばあい
)
に
使
(
つか
)
うものじゃ……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
山
(
やま
)
には、せみやひぐらしが
鳴
(
な
)
いていました。
老人
(
ろうじん
)
は、もう
多年
(
たねん
)
この
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
に
生活
(
せいかつ
)
をしています。
山へ帰りゆく父
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
鸚鵡
(
あうむ
)
は
多年
(
たねん
)
馴
(
な
)
らしてあつて、
土地
(
とち
)
の
言語
(
げんご
)
は
固
(
もと
)
よりだし、
瓜哇
(
ジヤワ
)
、
勃泥亞
(
ボルネヲ
)
の
訛
(
なまり
)
から、
馬尼剌
(
マニラ
)
、
錫蘭
(
セイロン
)
、
澤山
(
たんと
)
は
未
(
ま
)
だなかつた、
英吉利
(
イギリス
)
の
語
(
ご
)
も
使
(
つか
)
つて、
其
(
それ
)
は……
怜悧
(
りこう
)
な
娘
(
むすめ
)
をはじめ、
誰
(
だれ
)
にも、よく
解
(
わか
)
るのに
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そなたはいよいよ
神
(
かみ
)
として
祀
(
まつ
)
られることになり、
多年
(
たねん
)
連添
(
つれそ
)
った
良人
(
おっと
)
として
決
(
けっ
)
して
仇
(
あだ
)
やおろそかには
考
(
かんが
)
えられない。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“多年”の意味
《名詞・形容動詞》
多年(たねん)
長い年月。長年。
(出典:Wiktionary)
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“多年”で始まる語句
多年来