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人相
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にんさう
ふりがな文庫
“
人相
(
にんさう
)” の例文
大岡殿見らるゝに
痩衰
(
やせおとろ
)
へ眼中
血
(
ち
)
ばしりし
體
(
てい
)
實
(
じつ
)
に
亂心
(
らんしん
)
の樣子なれども傳吉始めより申立し梅の
人相
(
にんさう
)
に似たる
故
(
ゆゑ
)
如何にも
言葉
(
ことば
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
無法
(
むはふ
)
に
水夫等
(
すゐふら
)
を
叱付
(
しかりつ
)
けて
居
(
を
)
つた
人相
(
にんさう
)
の
惡
(
わる
)
い
船長
(
せんちやう
)
の
帽子
(
ぼうし
)
を、
其
(
その
)
鳶糸
(
たこいと
)
で
跳飛
(
はねと
)
ばしたので、
船長
(
せんちやう
)
は
元來
(
ぐわんらい
)
非常
(
ひじやう
)
に
小八釜
(
こやかま
)
しい
男
(
をとこ
)
、
眞赤
(
まつか
)
になつて
此方
(
こなた
)
に
向直
(
むきなほ
)
つたが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其後
(
そのあと
)
へ
自轉車隊
(
じてんしやたい
)
が
來
(
き
)
て、
居合
(
ゐあは
)
せた
農夫
(
のうふ
)
に、
二人連
(
ふたりづれ
)
の、
人相
(
にんさう
)
の
惡
(
わる
)
い
男子
(
をとこ
)
が、
此邊
(
このへん
)
をうろ/\して
居
(
ゐ
)
なかつたかと
問
(
と
)
うて
見
(
み
)
ると、
農夫
(
のうふ
)
頗
(
すこぶ
)
る
振
(
ふる
)
つた
答
(
こた
)
へをした。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
うろ/\
徘徊
(
はいくわい
)
してゐる
人相
(
にんさう
)
の悪い
車夫
(
しやふ
)
が
一寸
(
ちよつと
)
風采
(
みなり
)
の
小綺麗
(
こぎれい
)
な通行人の
後
(
あと
)
に
煩
(
うるさ
)
く付き
纏
(
まと
)
つて乗車を
勧
(
すゝ
)
めてゐる。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「私、氣を付けて見ましたの。私には
人相
(
にんさう
)
が判るんでございますのよ。それで、あの女には、あの階級の缺點がすつかり、あらはれてゐると、私、思ひますの。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
無駄
(
むだ
)
ばなしの
取
(
と
)
りやりに
調子
(
てうし
)
づいて
旦那
(
だんな
)
のお
商買
(
しようばい
)
を
當
(
あて
)
て
見
(
み
)
ませうかとお
高
(
たか
)
がいふ、
何分
(
なにぶん
)
願
(
ねが
)
ひますと
手
(
て
)
のひらを
差出
(
さしだ
)
せば、いゑ
夫
(
それ
)
には
及
(
およ
)
びませぬ
人相
(
にんさう
)
で
見
(
み
)
まするとて
如何
(
いか
)
にも
落
(
おち
)
つきたる
顏
(
かほ
)
つき
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
……
目
(
め
)
の
縁
(
ふち
)
が
蒼
(
あを
)
くつて、
色
(
いろ
)
は
赤
(
あか
)
ツ
茶
(
ちや
)
けたのに、
厚
(
あつ
)
い
唇
(
くちびる
)
が
乾
(
かわ
)
いて、だらりと
開
(
あ
)
いて、
舌
(
した
)
を
出
(
だ
)
しさうに
喘
(
あへ
)
ぎ/\——
下司
(
げす
)
な
人相
(
にんさう
)
ですよ——
髮
(
かみ
)
の
長
(
なが
)
いのが、
帽子
(
ばうし
)
の
下
(
した
)
から
眉
(
まゆ
)
の
上
(
うへ
)
へ、ばさ/\に
被
(
かぶ
)
さつて
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
申すやと有しかば
雲源
(
うんげん
)
全
(
まつた
)
く
僞
(
いつは
)
りは申上ず私し
盜賊
(
たうぞく
)
に
紛
(
まぎ
)
れ之なく候
御仕置
(
おしおき
)
仰付
(
おほせつけ
)
らるべしと云に
大岡殿
(
おほをかどの
)
否
(
いや
)
彼の吉三郎は其方と兄弟に
非
(
あら
)
ずや
人相
(
にんさう
)
恰好
(
かつかう
)
音聲
(
おんせい
)
までもよく似たり
汝
(
なんぢ
)
弟
(
おとゝ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
人相
(
にんさう
)
の
惡
(
わる
)
い
余
(
よ
)
と
望生
(
ぼうせい
)
。それが
浴衣
(
ゆかた
)
がけに
草鞋
(
わらじ
)
脚半
(
きやはん
)
、
鎌
(
かま
)
や
萬鍬
(
まんぐわ
)
を
手
(
て
)
に
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
東京
(
とうきやう
)
だと
云
(
い
)
つたり、
又
(
また
)
品川
(
しながは
)
だとも
答
(
こた
)
へる。
怪
(
あや
)
しむのは
道理
(
だうり
)
だ。それが
又
(
また
)
石
(
いし
)
を
掘
(
ほ
)
るといふのだから、一
層
(
そう
)
巡査
(
じゆんさ
)
は
怪
(
あや
)
しんで。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
申
述
(
のべ
)
ざるも
不忠
(
ふちう
)
と存候此儀私事には候はず天下の
御爲
(
おんため
)
君
(
きみ
)
への
忠義
(
ちうぎ
)
にも御座あるべく依て
包
(
つゝ
)
まず言上仕り候越前儀
未熟
(
みじゆく
)
ながら
幼少
(
えうせう
)
の時より
人相
(
にんさう
)
を
聊
(
いさゝ
)
か
相學
(
あひまな
)
び候故昨日
間
(
あひ
)
は
隔
(
へだ
)
ち候へ共彼の方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
“人相”で始まる語句
人相書
人相観
人相見
人相早学
人相骨柄