“御爲”の読み方と例文
新字:御為
読み方割合
おんため100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君、今ここにわが前にます。われは、カルメルざんに孤雲を望む牧人の心となりて、君が御爲おんためにやをらうつくしき一條いちでうの歌を捧げむ
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
今こそ法體ほつたいなれ、ありし昔の瀧口が此君このきみ御爲おんためならばと誓ひしはあめが下に小松殿たゞ一人。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
のべざるも不忠ふちうと存候此儀私事には候はず天下の御爲おんためきみへの忠義ちうぎにも御座あるべく依てつゝまず言上仕り候越前儀未熟みじゆくながら幼少えうせうの時より人相にんさういさゝ相學あひまなび候故昨日あひへだち候へ共彼の方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)