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おんため
洛中の
是沙汰。関東一円、奥州まで、愚僧が
一山へも
立処に響いた。いづれも、
京方の
御為に
大慶に存ぜられる。此とても、お行者のお手柄だ、はて
敏捷い。
一、父の子孫たる者は徳川の
御為、必ずこの
仇を
討果すべき者也。
仮令血統断絶致すとも苦しからざる事。
申
述ざるも
不忠と存候此儀私事には候はず天下の
御爲君への
忠義にも御座あるべく依て
包まず言上仕り候越前儀
未熟ながら
幼少の時より
人相を
聊か
相學び候故昨日
間は
隔ち候へ共彼の方を